新着記事

一生聞かないレコードを「箱買い」してしまう病【オーディオ小僧のアナログ日誌 第20回】

文・絵/牧野良幸ずっと「箱買い」が止まらない。「箱買い」とは箱入りのアナログ…

【夕刊サライ/横山剣】「BMW2002」 過ぎ去った“彼女”と“あのときの想い出”をもう一度(横山剣のクルマコラム 第3回)

夕刊サライは本誌では読めないプレミアムエッセイを、月~金の毎夕17:00に更新しています。水…

意外な由来!「江戸前」という言葉はウナギから生まれた【食いしん坊の作法 第6回】

文/山本益博「江戸前のにぎりずし」という言葉が人口に膾炙されていて、「江戸前」という…

2日目《苫小牧から札幌へ》【実録・JR北海道全線踏破10日間の旅】

昨年夏『サライ.jp』に連載され好評を博した《実録「青春18きっぷ」で行ける日本縦断列車旅》。九州・…

【夕刊サライ/川合俊一】ニューヨークへ、画家リロイ・ニーマンに会いに行く!(後編)(川合俊一の暮らし・家計コラム 第7回)

夕刊サライは本誌では読めないプレミアムエッセイを、月~金の毎夕17:00に更新しています。火…

日本のそば発祥の地!滋賀県伊吹のそばと湖東の酒蔵をめぐる

取材・文/わたなべあや滋賀県は、県の真ん中に位置する琵琶湖を中心に東西南北4つの地域に分かれ…

高血圧の効果的な対処法は?気づかないうちに進行する「サイレントキラー」の恐怖

取材・文/わたなべあや高血圧は、サイレントキラーの異名を持つ通り、これといった症状が…

【夕刊サライ/神取忍】自分の体で効果検証中! 最近はまった特製ドリンクとラドンガス吸入器(神取忍の健康・スポーツコラム 第7回)

夕刊サライは本誌では読めないプレミアムエッセイを、月~金の毎夕17:00に更新しています。月…

国宝3点が結集!刺繍や綴織で表現された「糸のみほとけ」たちの展覧会

取材・文/池田充枝平面に表された仏の像といえば、絵画を思い浮かべると思いますが、日本では刺繍…

タイ料理の新スター「カオソーイ」を現地チェンマイで味わい尽くす!オススメ店3軒

文・写真/横山忠道(タイ在住ライター)日本ではマッサマンカレーやパクチー料理など、毎年のよう…

サライ最新号

ピックアップ記事

>>過去の記事へ

サライの通販

>>過去の記事へ

旅行

JR東海「そうだ 京都、行こう。」今春の主役は知られざる超穴場の寺!

取材・文/小坂眞吾(サライ編集長)

サライ世代の旅心をいたく刺激するJR東海の「そうだ 京都、行こう。」キャンペーン。毎回、テレビCMの舞台に選ばれた社寺には観光客が詰めかけ、その影響力は絶大だ。

けれども最近の京都は、インバウンド効果で名所旧跡にはたくさんの人出。とくに桜が一斉開花する春は、紅葉の秋以上に混雑する。そこでJR東海が仕掛けたのは、まさかの「穴場」だった。

京都駅からJR東海道本線で東へわずかひと駅。山科区にある勧修寺(かじゅうじ)が、この春のキャンペーンの舞台だ。

さて、山科とはどんなところか。小生は生涯に一度きり、この山科付近(正確には大津市だが)を訪ねたことがある。『小倉百人一首』の取材で国道1号線と逢坂の関を取材したのだが、百人一首に残る大きな関所があったことからもわかるとおり、ここは交通の要衝だった。

〈これやこの ゆくもかへるも 別れては 知るも知らぬも 逢坂の関〉蝉丸

古代に整備された北陸道・東山道、のちの東海道・中山道。東日本から京都へ上る主要道は、琵琶湖によって蛇行を余儀なくされ、大津・山科で合流するのである。

琵琶湖そのものも、古くから舟運が盛んだった。調べてみると、平安京遷都(794年)よりはるか以前からの歴史があるらしい。古くは天智天皇が琵琶湖畔に近江大津宮(これまた大津市ですが)を営んだが、これも交通の要衝を押さえるため、との説がある。

現在は「京都市山科区」となっているが、じつのところ、京都本体より山科のほうが、歴史は古いのである。

*  *  *

そんな山科にある、この春のキャンペーンの主役が「勧修寺」。これを「かじゅうじ」と音読するのも最近知ったのだが、このキャンペーンのプレス発表が、東京・代官山の蔦屋書店で開かれた。

ゲストには、今回のテレビCMの編曲を担当したコトリンゴさん、お笑いコンビ「麒麟」の川島明さん、田村裕さんが登場。この3人、出身地は順に兵庫、京都、大阪ということで京都に縁が深く、コトリンゴさんの京都デートの告白をきっかけに、思い出話が尽きなくなった。

春の京都といえば、桜は見たいが人出に辟易する。だが山科なら(醍醐寺を除けば)ゆったり花見ができるだろう。テレビCMをご覧になればわかるが、勧修寺の春は一面の桜に覆われる。

嵯峨、北山(金閣)に代表されるように、古来、引退した天皇や将軍は、京都の周縁に住処を移し、余生を満喫した。それどころか、そうした周縁の地から中央の政権を支配した。京都とは、中央と周縁の緊張関係のもとに成り立つみやこだったのである。

嵯峨のご出身で宇治に居を構え、京都府民ではあるが「京都人」ではない、とおっしゃる井上章一先生の近著『京都ぎらい』がベストセラーになったのも、そうした中心と周縁の緊張関係がいまだに生きている証しだろう。

市街の喧噪を避け、隠遁したつもりで山科に遊べば、ふだんとは違った京都の魅力が見えてくるに違いない。

※「そうだ 京都、行こう。」ホームページ
http://souda-kyoto.jp/

※ 公式インスタグラムはこちら

取材・文/小坂眞吾(サライ編集長)

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で

関連記事

  1. 京都の老舗花屋「花政」主人が薦める夏の山野草6種
  2. 一輪の花が迎えてくれる大人の京都路地裏バー『文久』(京都・三条)…
  3. 叡山ケーブルと八瀬もみじの小径で夜の絶景散歩を楽しむ【京都、初夏…
  4. 愛宕街道・古道に佇む「平野屋」で京都の“旬”を味わう【京都、初夏…
  5. “神の気”満ちる青もみじの貴船神社で心身ともにリフレッシュ【京都…
PAGE TOP