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乗ってみた!アジア最大の新造客船ゲンティンドリームで行くシンガポール発着2泊3日クルーズ

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文・写真/上田寿美子

2016年11月、アジアに新しいクルーズ機運が到来しました。ゲンティン香港(スタークルーズとクリスタルクルーズの親会社)が新クルーズブランドのドリームクルーズを立ち上げ、その第1船として、アジア最大の新造客船ゲンティンドリームがデビューしたのです。

この客船の特徴は、主にアジアの乗客を対象とし、アジアを巡るクルーズを基本に高級感のあるプレミアムクルーズを展開すること。

11月4日からシンガポール発着2泊3日でアジアの人々を中心にゲンティンドリームを披露するクルーズが行われました。

シンガポール港で目を引いたのが、ゲンティンドリームの船体を飾る絵画「恋人たちの夢航海」です。これは、現代ポップアートの第一人者ジャッキー・ツアイによる宇宙飛行士と人魚の恋物語を描いたもので、未来のシンボル宇宙飛行士と、自然とおとぎ話のシンボル人魚が融合したロマンティックな未来型夢クルーズが始まる暗示のように見えました。

ゲンティンドリームは、巨大客船づくりに定評のあるドイツのマイヤー造船所で建造された乗客定員3,352名、総トン数151,300トン、全長335mの客船です。船内には大きさを活かし、技術力を駆使した斬新な施設が満載されています。

たとえば、アジアの客船初の「ロープコース」は、ロープを使った船上アスレチックのような施設です。ロープ伝いに平均台を通ったり、海の上に突き出た板を歩いたり、海上を滑空するジップラインにも挑戦できる大型船ならではの活動的な遊具といえるでしょう。

ロープコース。

ロープコース。

「ウォータースライドパーク」には6種ものウォータースライダーが出来上がりました。なかでも急な斜度の2基と、うねりに工夫を凝らした3基は大人にも大人気です。私も滑ってみましたが、ずぶ濡れになり、絶叫を上げ、笑いが止まらない面白さでした。

ウオータースライドパーク。

ウォータースライドパーク。

さらに、この船にはシンガポールナンバー1の老舗ナイトクラブ「ズーク」も誕生しました。しかも屋外の「ズークビーチ」は、浅いプールのダンスフロアと、LED大型スクリーンを配したおしゃれなスペース。星空の下の映画や、ビーチ風パーティーが開催できる多目的エンターテイメント会場でもあります。

ズークビーチ。

ズークビーチ。

一方、屋内の「ズーク」には、ダンスクラブのみならず、4レーンのボーリング場まであるのです。こちらは有料で1プレイ80香港ドル(約1200円)。ボウリングシューズと靴下が借りられたのも便利でした。

船上ボーリング場。

船上ボーリング場。

この他、日替わりのショー、カジノ、キャバレーなど、ゲンティンドリームはアジアの海に浮かぶ新しい娯楽の殿堂といっても過言ではないでしょう。

しかし、この船がダイナミックなのは、アミューズメント施設だけではありません。レストランやバーなどの料飲施設が35以上もあるのです。

無料の中国料理レストラン ゲンティンダイニングルームのディナーに行くと、鴨の前菜、魚団子スープ、豚三枚肉の黒豆ソース、白身魚蒸しソーヤソース、焼き鳥ハーブ添え、ナマコのオニオンソース、カイラン草炒めなどが大皿盛りで登場。テーブルの上はご馳走でにぎわいました。そのほか、アジア料理/西洋料理のメインダイニング、ビュッフェレストラン、屋外グリルレストランも無料です。

中国料理ディナー。

中国料理ディナー。

一方、有料レストランは、オーストラリアのスターシェフ マーク・ベストがプロデュースするビストロから、日本食、鉄板焼き、寿司バーなど多彩です。なかでも24時間営業の食事処フードフェデレーションは、麺類、カレー、サテーなどが食べられるアジア料理軽食レストラン。特に、夜食に食べたワンタンメンは絶品でした。

ワンタンメン。

ワンタンメン。

船内にアジア系の料理が多い点も乗りやすい理由の一つといえるでしょう。

シャンパンバー「バブルス」、ウイスキーバー「ジョニーウオーカーハウス」などバーも多彩。中でも「バー360」は、バーカウンターが360度の円形ステージになっており、目の前に歌姫やアクロバットパフォーマンスが登場する珍しいバーでした。

バー360。

バー360。

ゲンティンドリームの客室は70%以上がベランダ付き。そして、部屋のアメニティグッズもサルバトーレ・フェラガモ、またはエトロを使用。このような点にも、高級感のあるプレミアムクルーズを目指していることが伝わってきました。

ベランダ付き客室。

ベランダ付き客室。

フェラガモのアメニティー。

フェラガモのアメニティー。

ゲンティンドリームは当面、下記の2種類のクルーズを予定しています。特にウイークエンドを利用した2泊クルーズは現役世代にも乗りやすいでしょう。アジアに誕生したドリームクルーズで週末の未来型船旅はいかがでしょうか。

香港夜景。

香港夜景。

〇2泊香港発着クルーズ
金曜日発日曜日着の週末を利用した無寄港クルーズ
料金の一例
2017年1月20日発 3万5,748円から
(2名一室利用時の1名分、2016年11月29日調べ、)

〇5泊ベトナムクルーズ
香港→※南紗→ダナン→ハノイ(ハロン湾)→※南沙→香港
※南沙はこの港からの乗客の乗降のための寄港
料金の一例
2017年1月15日発 10万8,400円から
(2名一室利用時の1名分、2016年11月29日調べ)

ドリームクルーズ公式ホームページ
http://www.dreamcruiseline.com/en/

【このクルーズに関する問い合わせ先】
電話/03-6403-5188(スタークルーズ日本オフィス)

取材・文/上田寿美子
クルーズライター。日本旅行作家協会会員、日本外国特派員協会会員。クルーズ旅行の楽しさを伝え続けて29年。外国客船の命名式に日本を代表するジャーナリストとして招かれるなど、世界的に活動するクルーズライター。旅行会社などのクルーズ講演も行う。著書に『豪華客船はお気に召すまま』(情報センター出版局)、『世界のロマンチッククルーズ』(弘済出版社)、『ゼロからわかる豪華客船で行くクルーズの旅』(産業編集センター)など。2013年からクルーズオブザイヤー選考委員。

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