京都にある「京都国立博物館(=京博)」をご存じですか? 博物館というからには京都のみならず世界中の文化財を収集、研究、修理、保存、展示していますが、そこには京都ならではの歴史や文化、技術力が隠されていました。
京都在住の漫画家、グレゴリ青山さんは、京博に通い、ありとあらゆるところを隅から隅まで見学したそうです。今回は、その模様をコミカルなエッセイマンガに仕上げた著書『京博 深掘りさんぽ』(小学館)から、方広寺という寺院の敷地だったという京博が立つ土地についてご紹介します。
京都に行くとつい有名な寺社やグルメスポットへ出かけがちですが、歴史と文化がギュギュっと詰まった「京都国立博物館」へでかけてみてはいかがでしょう。
文・絵/グレゴリ青山
京博の敷地は歴史の舞台
「明治古都館」をご紹介する第2回は12月29日配信予定です。
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グレゴリ青山(ぐれごりあおやま)
漫画家、イラストレーター。1966年、京都府生まれ。新撰組で有名な壬生で生まれ育つ。現在は京都府亀岡市在住。『京都「トカイナカ」暮らし』(集英社インターナショナル) 『グレさんぽ ~猫とかキモノとか京都とか~』 等、京都が題材の著書多数。近著は『グレさんぽ~コロナとか養蜂とか京都とか~』(小学館)。姉妹版の『京都深掘りさんぽ』(小学館)も好評発売中。