樺細工で有名な秋田県仙北市角館町から届いた、職人が仕上げた逸品である。使われるのは、東北地方に生育する山桜の皮である。桜の幹から丁寧にはがし、1~2年ほど陰干しした後、水分を充分に抜いてから用いられる。
当品に使われているのは、皮の表面を削り磨いた「無地皮」と、自然の風合いをそのまま残した「チラシ皮」の2種だ。引き出しの前面には、2種の皮を使い表情のある仕上げを施した。今や貴重となりつつある桜皮を使い、手練の職人が丹精込めた工芸の品だ。
【今日の逸品】
樺細工の三段小ダンス
八柳(日本)
14,850円(消費税込み)