南部鉄器(岩手県)は、17世紀の中頃に南部藩主が京都から釜師を招き、茶釜を作らせたのが発展の始まりといわれる。その茶釜を小ぶりにして日用で使えるようにしたのが南部鉄瓶である。
ここに紹介する鉄器は、南部鉄瓶をさらに小さくし、急須にも使えるようにした。アラレ柄の堂々たる鉄瓶であるが急須にもなるという、遊び心とアイディアが溢れる品である。
直火にかけられるので、少量の湯を沸かすのにちょうどよい。適正容量の500mlであれば、コーヒー2杯分程度はまかなえる。付属の茶こしを使えば、食卓の急須としても活躍する。
【今日の逸品】
鉄瓶兼用急須
岩鋳(日本)
9,350円(消費税込み)