
左から細長、大
裏白と呼ばれる桜皮の花模様が彩りを添える。樺細工は使うほどに色艶が深まり手になじむ。
秋田県の角館(仙北市)は、桜の樹皮を使う樺細工品の産地として知られる。本品は、角館で明治9年(1876)に創業した八柳が手がけた。白木の木目が美しいヒバを表面につかい、帯状に桜皮あしらった樺細工の逸品である。
職人が一分のくるいもなく仕上げた天然木の茶筒は茶葉の湿気を避け、必要以上の乾燥を防ぐ。

外蓋を取ると内張りされた、美しい模様の桜皮が現れる。外蓋も中蓋も、精緻ゆえ被せると中の空気がシューッと抜けていく。
【今日の逸品】
手作り樺細工 桜とヒバの茶筒
八柳(日本)
9,350~円(消費税込み)
