神奈川県鎌倉市の名刹、長谷寺に室町時代より伝わるのが「出世大黒天」である。原像の高さは62cmだが、それを10cm程度に小型化、時代を経て風格が漂う木肌の質感も、職人が手彩色を施し見事に再現した。
七福神の一柱である大黒天は、出世開運、商売繁盛の神様として柔和な笑顔を見せる。原像には「應永十九年九月一八日」(1412年)と銘文が記されていることから、座銘作品としては東日本最古に属する大黒天とされている。
一体一体が長谷寺でご祈祷を受けており、その証として「出世開運大黒天札」が付く。長谷寺公認の通し番号も振られた由緒正しい模刻像だ。新年の縁起ものとしても最適の逸品である。
【今日の逸品】
長谷寺公認「秘仏 出世大黒天」
モリタ(日本)
22,000円(消費税込み)