誰もが憧れるマイホーム。戸建住宅の建築会社は、戸建住宅を購入する方の特長をしっかり把握しておく必要があります。どのくらいの期間で何社比較しているのか、予算やローンはどのくらいかけられるのか、など抑えておくべきポイントは多いです。
そこで今回は、エニワン株式会社(https://www.any-one.jp/)が直近3年以内に戸建住宅を建てた人を対象に実施した「戸建住宅の購入に関するアンケート」をご紹介します。
直近3年以内に戸建住宅を購入した方のリアルな声が集まり、何を不安に思い、何に悩んでいたのか判明しました。
住宅購入予算は『2,000万円~4,000万円未満(45.3%)』と判明…世帯年収別、年代別、家族構成別の予算は…!?
まず、「住宅購入予算を教えてください」と質問したところ、『2,000万円~4,000万円未満(45.3%)』が最も多く、次いで『4,000万円~6,000万円未満(27.0%)』『~2,000万円未満(15.2% )』『6,000万円~8,000万円未満 (8.4%)』と続きました。
では、世帯年収別、年代別、家族構成別で住宅購入予算に違いはあるのでしょうか?それぞれで一番多かった割合が判明しました。
(1)世帯年収別では、『400万円~600万円未満×2,000万円~4,000万円未満(13.2%)』
(2)年代別では、『40代×2,000万円~4,000万円未満(14.4%)』
(3)家族構成別では、『夫婦+子どもがいる世帯×2,000万円~4,000万円未満(24.0%)』
この結果から、戸建住宅を買うタイミングは世帯年収400万円~600万未満、40代の夫婦+子どもがいる世帯で住宅購入予算2,000万円以上~4,000万円未満の家庭が多いことが判明しました。
さらに、住宅購入者の結果で注目したいのが、年代です。
住宅購入者1,115人を年代別で出したところ、『40代(32.0%)』が最も多く、次いで『30代(29.8%)』『50代(27.0%)』『20代(11.2%)』と続きました。
ここで特筆すべきは、50代の割合が30代、40代と比較して割合があまり変わらないということです。
通常、30代~40代が住宅購入のタイミングというイメージがありますが、人生100年時代と言われるようになり50代でも戸建住宅を購入する方が増えているのではないでしょうか?
50代も新たなターゲティングとしては有効であることが判明しました。
また、何がきっかけで家を買うと決めたのでしょうか?
「戸建住宅を買ったきっかけを教えてください」と質問したところ、『結婚(23.7%)』と回答した方が最も多く、次いで『昇給・昇格(23.3%)』『出産(17.3% )』と続きました。
『結婚』や『出産』といった人生のターニングポイントや、『昇給・昇格』により家計に余裕が持てたことで住宅購入に踏み切ったことが判明しました。
また、購入理由として『介護』と回答された方が8.6%というのも50代での購入者が少なくない理由と言えるのではないでしょうか。
住宅購入まで6か月~1年未満の期間がかかり、2~3社見て回ると判明!重要視したポイントとは…!?
住宅の購入は、人生で大きな買い物です。
戸建住宅を購入した方は、購入までにどのぐらいの期間を使い、何社見て回ったのでしょうか。
「住宅購入までにどのくらいの期間がかかりましたか?」と質問したところ、『6か月~1年未満(35.9%)』と回答した方の割合が最も多く、次いで『3か月~6か月未満(26.9%)』『1年以上(25.8%)』と続きました。
続いて、「住宅購入までに何社見て回りましたか?」との質問に対しては、『2~3社(53.8%)』『4~5社(20.1%)』『1社(16.4%)』という順になりました。
住宅購入まで6か月~1年未満かかり、2~3社を見て購入している方が多いと判明しました。
大きな買い物になるので、最初から1社だけに絞らずじっくり見て回るようです。
では、戸建住宅を建てた方は、住宅購入の際どのような点を一番重要視していたのでしょうか?
そこで、「住宅購入で一番重要視したポイントを教えてください」と聞いたところ、『安全性(耐震・耐火・耐久)(33.1%)』と回答した方が最も多く、次いで『居住性(24.8%)』『価格(17.9%)』『デザイン性(14.7%)』と続きました。
日本は、海外に比べて台風、大雨、大雪、洪水、土砂災害、地震など自然災害が発生しやすい国だと言われています。毎年のように災害のニュースが報道されていますよね。
そのような理由から、自然災害に強い家を重要視しているのではないでしょうか。
住宅購入の不安は『返済(47.5%)』と回答!住宅ローンの組み方は●●と判明…!?
続いて、「住宅購入の際に不安だったことを教えてください」と質問したところ、『返済(47.5%)』と回答した方の割合が最も多く、『近所付き合い(21.2%)』『災害への備え(16.5%)』『転勤(12.2%)』という結果になりました。
住宅購入者にとって、購入後、しっかりと返済できるかどうか考えることはとても重要ですよね。そのため、返済の方法として住宅ローンが挙げられます。
そこで、どのような形で住宅ローンを組んでいるのか聞いたところ、『世帯主単体(53.9%)』が最も多く、次いで『組んでいない(17.1%)』『夫婦ペア(16.7%)』『夫婦合算(11.6%)』と続きました。
戸建住宅購入者の半数以上が、『世帯主単体』でローンを組んでいるようです。なかには、ローンを組まずに住宅購入している方も一定数いることが判明しました。
住宅予算を組む際に苦労したことは『予算内で希望が通るか(48.9%)』と判明…! 戸建住宅建築会社は知っておきましょう
住宅予算、住宅ローンを組む際に苦労したことはあるのでしょうか?
そこで、「住宅予算を組む際に苦労したことを教えてください」と質問したところ、『予算内で希望が通るか(48.9%)』という回答が最も多く、次いで『請求価格が妥当かわからない(31.5%)』『相談してから見積もりが出るまでのスピード(13.3%)』『急な担当者の変更(3.8%)』と続きました。
人生で大きな買い物となる住宅購入。
オプションを含めて予算内で通ればいいのですが、なかなか希望通りにいかず、苦労したと感じる人が多いようです。
調査概要:『戸建住宅の購入に関するアンケート』
【調査期間】 2019年11月6日(水)~2019年11月8日(金)
【調査方法】 インターネット調査
【調査人数】 1,115人
【調査対象】 直近3年以内に戸建住宅を建てた人
【モニター提供元】ゼネラルリサーチ