株式会社大和ネクスト銀行( https://www.bank-daiwa.co.jp/ )は、平成時代の思い出や、平成の次の時代に関する意識を探るため、2018年10月19日~10月22日の4日間、全国の20歳~69歳の男女を対象に、平成時代の思い出とポスト平成に関する調査をインターネットリサーチにより実施し、1,000名の有効サンプルを集計した。(調査協力会社:ネットエイジア株式会社)

この結果から、もうすぐ終わる平成時代の出来事について振り返ってみよう。

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平成トレンドを振り返る

平成時代の生活と思い出を振り返る

 

■ 平成時代の出来事と思い出 ■

◆平成時代に40代・50代・60代がハマったブーム 「パソコン」「若貴」「カラオケ」「塩麹」

平成時代に40代・50代・60代がハマったブーム 「パソコン」「若貴」「カラオケ」「塩麹」
平成時代には、さまざまなものがブームになりましたが、どのようなブームにハマったかを聞きました。全回答者(1,000名)に、平成時代のブームでハマったものがあるか聞いたところ、「ある」は59.2%、「ない」は40.8%となりました。ハマったブームがある人(592名)に、どのようなブームにハマったか聞いたところ、「たまごっちブーム」(31.8%)が最も多く、次いで、「スマートフォンブーム」(30.4%)、「SNSブーム」(27.9%)、「携帯電話ブーム」(27.7%)となりました。

特に40代以上がハマったブームでは、「パソコンブーム」(40代男性・50代男性・60代男性・60代女性では1位)、「大相撲・若貴ブーム」(50代男性では2位)、「カラオケブーム」(40代女性では2位)、「塩麹ブーム」(60代女性では2位)などが挙げられます。

◆平成時代に自身の生活を大きく変えた制度・取り組み 1位「消費税」、20代では「ゆとり教育」が3割

平成時代に自身の生活を大きく変えた制度・取り組み 1位「消費税」、20代では「ゆとり教育」が3割

◆開始されて良かった制度・取り組み 3位「ふるさと納税」2位「クール・ビズ」、1位は?

◆開始されて良かった制度・取り組み 3位「ふるさと納税」2位「クール・ビズ」、1位は?
平成時代には、新しい制度や取り組みがいくつか始まりましたが、全回答者(1,000名)に、平成時代に開始された制度・取り組みで、自身の生活を変えたと思うものを聞いたところ、「消費税」(36.6%)が最も多く、次いで、「学校週5日制」(13.3%)、「ゆとり教育(学習指導要領改訂)」(10.2%)、「マイナンバー制度」(7.8%)、「大学入試センター試験」(5.6%)となりました。

年代別にみると、20代では「ゆとり教育(学習指導要領改訂)」(30.0%)が他の年代と比べて際立って高くなりました。教科の学習内容削減や“総合的な学習の時間”の新設といった学習指導要領の改訂に、影響を受けた人が多いのではないでしょうか。

また、平成時代に開始された制度・取り組みで、開始されて良かったと思うものを聞いたところ、「学校週5日制」(12.2%)が最も多く、次いで、「クール・ビズ」(11.7%)となりました。そのほか、「ふるさと納税」(11.0%)、「エコカー減税」(9.4%)、「NISA(少額投資非課税制度)」(6.3%)と、税金に関連する制度も上位に挙がりました。

◆“行ってみたい”平成開業の施設ランキング 1位「三鷹の森ジブリ美術館」

“行ってみたい”平成開業の施設ランキング 1位「三鷹の森ジブリ美術館」

◆平成開業の“最強デートスポット” 3位「横浜・八景島シーパラダイス」、TOP2は?

平成開業の“最強デートスポット” 3位「横浜・八景島シーパラダイス」、TOP2は?

平成時代にはさまざまな新スポットの開業も話題となりましたが、全回答者(1,000名)に、平成開業の施設で行ったことがあるものを聞いたところ、「東京ディズニーシー」(39.9%)が最も多く、次いで、「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」(35.5%)、「東京スカイツリー」(25.7%)、「ハウステンボス」(24.1%)、「六本木ヒルズ」(22.9%)となりました。2001年に開業した東京ディズニーシーに行ったことがある人が多いようです。

居住地別にみると、東海と近畿、中国・四国では「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」(東海41.7%、近畿65.2%、中国・四国48.0%)、九州・沖縄では「ハウステンボス」(47.3%)がトップとなりました。

次に、平成開業の施設で、行ったことはないけれど行ってみたいものを聞いたところ、「三鷹の森ジブリ美術館」(16.3%)が最も多く、次いで、「東京スカイツリー」(15.3%)、「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」(15.2%)、「ハウステンボス」(14.1%)、「東京ディズニーシー」(11.3%)となりました。ジブリ映画の世界観が味わえる、三鷹の森ジブリ美術館に行ってみたいと思う人が多いようです。

また、平成開業の施設で、最強のデートスポットだと思うものを聞いたところ、「東京ディズニーシー」(29.5%)が最も多く、次いで、「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」(15.9%)、「横浜・八景島シーパラダイス」(9.4%)、「東京スカイツリー」(8.0%)、「ハウステンボス」(5.8%)となりました。西日本の代表的なレジャー施設であるUSJを抑えて最強のデートスポットの座に輝いたのは、東京ディズニーシーという結果となりました。

性年代別にみると、20代女性では「東京ディズニーシー」(50.0%)が最も高くなりました。20代女性にとっては、“東京ディズニーシー=最強のデートスポット”となっているようです。

◆平成のスポーツ名場面 1位「大坂なおみ全米制覇」2位「羽生結弦五輪連覇」3位「なでしこジャパンW杯優勝」

◆平成のスポーツ名場面 1位「大坂なおみ全米制覇」2位「羽生結弦五輪連覇」3位「なでしこジャパンW杯優勝」
スポーツ界ではさまざまな名勝負、好プレーがニュースになりましたが、全回答者(1,000名)に、平成時代のスポーツ界での“名場面”について、印象に残っているものを聞いたところ、1位「テニス全米オープンで大坂なおみが優勝(2018年)」(27.1%)、2位「平昌五輪男子フィギュアで羽生結弦が66年ぶりに連覇(2018年)」(26.9%)、3位「サッカー女子W杯で日本(なでしこジャパン)が優勝(2011年)」(24.8%)、4位「シドニー五輪女子マラソンで高橋尚子が金メダル獲得(2000年)」(24.6%)、5位「バルセロナ五輪女子競泳で岩崎恭子が金メダル獲得(1992年)」(23.2%)となりました。世界を舞台に偉業を達成した大坂なおみ選手の姿が印象に残っている人が多いようです。

20代・30代では「夏の甲子園で早実の斎藤佑樹が活躍」、50代・60代では「岩崎恭子金メダル獲得」が記憶に残る名場面1位に

◆平成のスポーツ名場面 年代別

年代別でみると、名場面1位は、20代では「夏の甲子園で早稲田実業の斎藤佑樹が活躍し『ハンカチ王子』ブームに(2006年)」、30代では「テニス全米オープンで大坂なおみが優勝(2018年)」「夏の甲子園で早稲田実業の斎藤佑樹が活躍し『ハンカチ王子』ブームに(2006年)」、40代では「平昌五輪男子フィギュアで羽生結弦が66年ぶりに連覇(2018年)」、50代と60代では「バルセロナ五輪女子競泳で岩崎恭子が金メダル獲得(1992年)」となりました。

* * *

長いようで短かった気もする平成。次の元号はまだわからないが、新元号が始まるとすぐに東京オリンピック、大阪万博と大きなイベントが目白押しだ。いままでにない、賑やかな時代の幕開けかもしれない。

平成はまた大きな災害が起こった時代でもある。次の時代は平穏無事な時代となるよう願わずにはいられない。

 

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