元読者モデルの嫁が、金目当ての結婚だったことは明らか

嫁の出自を聞くと「思い出したくもない」という。都内近郊出身で、セレブへの憧れが強いタイプだそうだ。

「今なら“港区女子”とかをやってそうなタイプ。息子の会社には派遣社員でいたらしいんです。いわゆる職場の華だったんでしょうね。いろんな男性が言い寄ったと思いますが、結局嫁は息子に決めた。それは、“実家が太い”と踏んだからだと思います。金目当てなんですよ」

政子さんの家は、都心の一等地にある低層マンションで、広さは100平米を超えている。高価なティーセットやアートがあり、全体的に品がいい。軽井沢に別荘があり、他にも資産を持っていると踏んだのだろう。

「実際の我が家の資産は、今住んでいるマンションと、軽井沢のボロ家と、賃貸マンション2部屋のみ。私の実家は兄が継いで放蕩をしつくしてつぶれてしまった。夫の両親は90代後半で今は高級老人ホームに入っているの。認知症が発症してから15年くらいそこにいるから、施設に支払ったお金は億に迫っていると思う。ああいう快適なところに夫婦で入っていると、ストレスがないから長生きするみたい」

夫は「両親がさらに長生きしたら、ウチが一部を負担しなければならない」と政子さんに謝罪したという。

「やはり、事業を広げて後継者を育てて、世のため・人のために汗水たらしていないと、財産は縮小する。そういうことがわかっていると、無駄に執着せずに生きられるのにね。嫁はそういうことを一切考えず、我が子に一流の教育を受けさせたいと突き進んでいった。私たちも独立して結婚した息子の人生に口を出すのは愚かな行為だと思っていたから、何も言わなかったけれど、今思えば、やかましく言っておけばよかった」

息子と結婚してから家庭に入った嫁は、結婚2年目に孫を産む。病院に駆け付けた政子さん夫婦に「男の子です。私、ちゃんと跡取りを産みました」と言ったそうだ。

「それが小憎らしくて、“無事に生まれました”でいいじゃないって思ったんです。生まれたら音楽鑑賞会、読み聞かせ、自然食など、教育ママになっちゃってね。“2万冊の絵本を読み聞かせて、東大に入れたい”と言ったと思えば、ウチに孫を預けっぱなしにして、夜遊びに行くとか、筋が通っていないんです」

2歳から高額な英会話教室に通わせており、そのお金は政子さん夫婦が出していた。

「息子の年収は当時600万円くらい。メーカーですからそんなもんですよ。42歳の今だって手取りが34万円だって。身の丈に合った生活をしなくちゃいけないのに、あの嫁はセレブ気取りな生活をしていた。だから、息子が結婚してから月20万円くらい支援していましたよ。だって給料の全額を嫁に取られ管理されて、月2万円しか小遣いがないって。習い事、テーマパークでの遊興費、家族での海外旅行、車の購入……よくもまあ、それほどお金を使うなって。これは後でわかったことですが、嫁は若い頃に読者モデルをやっていて、その仲間に負けたくないって気持ちがあったんでしょうね」

【中学受験に夢中になってから、嫁は虐待をするようになっていった……後編へと続きます】

取材・文/沢木文
1976年東京都足立区生まれ。大学在学中よりファッション雑誌の編集に携わる。恋愛、結婚、出産などをテーマとした記事を担当。著書に『貧困女子のリアル』 『不倫女子のリアル』(ともに小学館新書)がある。連載に、 教育雑誌『みんなの教育技術』(小学館)、Webサイト『現代ビジネス』(講談社)、『Domani.jp』(小学館)などがある。『女性セブン』(小学館)などに寄稿している。

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