仏教には「三」と「七」という数字を大切にする教えがあります。人が亡くなり極楽浄土へ向かう時も、この三と七の周期でお祈りをするようにしているのです。大切な人を失ったとしても時は流れ、気づけば「もうこんなに経ったのか」と時の流れの速さに呆然とすることもあることでしょう。

人は亡くなった後、近い人たちの心の中で生き続けることができます。いつまでも思い出話の花が咲きます。そして周期的に巡ってくる法要・法事で亡き人を偲びお祈りをしましょう。

この記事では「七回忌とは」について、京都・滋賀で80年の歴史を持ち年間約6,000件の葬儀を施行する、葬祭専門企業・公益社(https://www.koekisha-kyoto.com)がご紹介いたします。

もしもの時、その日の時のために、この記事をお役立てください。

目次
七回忌とは
七回忌法要について
七回忌のお布施について
七回忌に招かれたら
まとめ

七回忌とは

三回忌のあとは、なぜ七回忌なのでしょうか。どうして七回目なのでしょうか。それは仏教の教えに由来しています。また、七回忌の法要はする方がいいのか? どういう意味があるのか? などを解説します。

七回忌の数え方

七回忌とは亡くなられた日から数えて、「祥月命日が7回目の日」を指します。亡くなれた日が1回目の祥月命日なので、7回目は6年後の祥月命日に当たります。亡くなられた日の7年後という意味ではありません。年忌法要とはすべてそのような計算を行います。ただし、一周忌だけは1年後という意味です。

なぜ七なのか?

なぜ七という数字で年忌法要を行うのかといいますと、仏教では「七」は特別な数字だからです。ひとつ目は、お釈迦様が生まれた時に七歩歩いた。という話から来ています。次に、仏教の輪廻転生という考えの中に、死後に赴く世界が六つあると考えられていて、それを「六道」と呼んでいます。この六つの世界を越えるということが、七を大切にしているといわれる所以です。

七回忌法要はするの?

一周忌から始まり、三回忌、七回忌と続く法要は、年忌法要と言われ、仏教では「追善供養」という意味があります。追善供養とは亡くなられた方が極楽浄土にいけるように冥福をお祈りするために営むものとされています。七回忌の後は十三回忌、十七回忌、二十三回忌、三十三回忌と続き、三十三回忌をもって弔い上げとするのが一般的です。

七回忌以降は、遺族や親族のみで執り行われることが多く、三回忌よりも小規模になります。また、七回忌以降は、同じ年の中に親族の年忌法要が複数ある場合、1回で済ませることが出来ます。これを「併修(へいしゅう)」あるいは「合斎(がっさい)」といいます。例えば、同じ年に、祖母の七回忌と祖父の十三回忌が重なる場合にそれぞれ年忌法要を営むのではなく、一回の年忌法要で行えます。

七回忌法要について

七回忌法要の準備について解説していきます。七回忌も一周忌や三回忌と基本的には変わりはありません。準備は1~2か月前くらいを目途に始めます。

七回忌法要の準備

最初に場所を決めます。寺院や墓地・霊園の法要室、あるいは自宅で営むケース、また、葬儀会館を利用される場合もあります。 場所が決まったら菩提寺に相談して日程を決めましょう。

法事の後、お斎(おとき)と呼ばれる会食をする場合は料理の手配を行います。コロナ禍の中、会食を行わないことが多くなっており、その場合は引き出物とお酒や折詰弁当などをお持ち帰りいただきます。引き出物は、参列いただく方のお香典返しの意味があり、相場は2千~1万円程度の日用品やカタログギフトが一般的です。

すべてが決まったら案内状を送ります。出欠の確認含めると1か月前までにはお知らせしましょう。声をかける人数が少なく、ごく親しい方だけであれば電話での案内でも構わないでしょう。また、メールやLINEなどのSNSのメッセンジャーアプリを利用される場面も増えてきています。

七回忌法要の当日の流れ

おおまかに当日の流れを記載します。

・僧侶の入場
・施主の挨拶
・僧侶の読経
・焼香
・僧侶の法話
・施主の挨拶
・墓参り ※お墓が近い場合のみ
・お斎(会食)

僧侶の法話はない場合もあります。僧侶に確認してください。また、施主の挨拶も場合によっては必要ありません。

七回忌のお布施について

七回忌のお布施はどのようになるのでしょうか? 金額の相場や金額の書き方、渡し方などをみていきましょう。

お布施の相場について

お布施は僧侶に対するお礼の意味のものです。金額は決まったものはありません。相場としては1万円から5万円程度とされています。それ以外にお車代として5,000円、御膳料として5,000円を目安にお渡ししましょう。わからない場合は、直接寺院に確認すれば教えてくれるところもあります。

お布施の書き方

現金を入れる封筒は半紙に包んだ上で奉書紙の上包みの折り方が丁寧です。水引のない無地の白色封筒でも構いません。ただし、郵便番号枠のない無地のものを選びましょう。

表書きは普通の濃さの墨(もしくは筆ペンなど)で、「お布施」もしくは「御布施」と書き、その下に施主の姓名もしくは●●家と書きます。お札はなるべく新札を用意しましょう。金額は算用数字や漢数字ではなく、大字(おおじ)と言われるものを使いましょう。「金壱萬圓」、「金弐萬圓」、「金参萬圓」、「金伍萬圓」というふうに書きましょう。

お布施の渡し方

お布施を渡す際は、直接手渡しするのではなく、必ず袱紗(ふくさ)の上に置いて渡しましょう。お布施は僧侶から見て正面に見えるようにして渡してください。渡すタイミングは一般的には読経後にお渡しすることが多いようです。

七回忌に招かれたら

七回忌に招かれたら何に気をつければいいのでしょうか。法要や法事でのマナーについてみていきましょう。

服装のマナー・平服とは

七回忌法要では遺族も参列者も平服で問題ありません。ただし、まったくの普段着という意味ではなく、法要での平服は略礼服のことをいい、喪服ではなく普段来ているブラックや紺、ダークグレーなどの色のスーツのことを指します。男女とも持ち物や靴なども黒のものを意識して派手にならないように気をつけましょう。

香典とお供え

施主からあらかじめ「香典を辞退する」という趣旨の意向が無い限りは「香典」は持っていくようにします。封筒の表書きは「御供」、もしくは「御供物料」「御仏前」と書かれたものを選びましょう。金額は一概に決まりはありません。故人との関係性で決まります。お供え物は「五供(ごくう)」と言われるお供えの基本となる「香」、「花」、「灯燭(とうしょく)」、「浄水」、「飲食(おんじき)」のものから選ぶといいでしょう。

まとめ

七回忌からは遺族や親族だけで営まれることも多いようです。少人数で執り行われる法要であってもルールやマナーはしっかりと身につけましょう。その上で、リラックスした雰囲気で故人を偲び、ゆったりとした時間を過ごせるといいですね。

●取材協力・監修/公益社(https://www.koekisha-kyoto.com

京都・滋賀で80年に渡り葬儀奉仕の道をひと筋にあゆんでいます。「もしも」のとき安心してお任せいただけるのが公益社です。

●編集/中野敦志(京都メディアライン・https://kyotomedialine.com FB

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