学生のうちに取得しておくと就職に有利だと思える資格はいろいろあります。
今回、株式会社レビュー( https://jafmate.co.jp/ )が運営する暮らしに役立つ情報メディア「電気資格研究所JABO」( https://sublogg.com/electric/ )では、日本全国の10代以上の方を対象に「理系の大学生が卒業までに取っておきたい資格」についてのアンケート調査を実施しました。
その結果をご紹介しましょう。

調査概要
調査対象:10代以降の男女
調査日:2022年10月
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットによる任意回答
調査人数:100人(女性49人男性51人)

1位になったのは「基本情報技術者試験」「ITパスポート試験」です。
2位以降は、「危険物取扱者資格」「税理士」と続き、「衛生管理者」は7位という結果になりました。

1位:基本情報技術者試験

・今からの時代は情報社会だと思うので、そのような仕事に関われるような資格をとったほうがいいと思ったからです。(男性20代)
・IT関連の基本を押さえるべし。結局現代で必要とされる人材はIT関連知識を豊富に備えた人。高学歴でなくとも高収入を得ることができ、就職、転職で有利。IT関連専門の転職サイトがあるほど、企業からの需要がある証拠。(女性40代)
・理系の学生でIT企業に進む人が多いように感じるし、就職活動をしていて理系の人材を欲している企業が多いように見受けられたから。(女性20代)

1位は「基本情報技術者試験」でした。
情報社会には欠かせない資格だからという意見がありました。

1位:ITパスポート試験

・理系の大学生はプログラミングでの開発職に就職などで進む方がとても多いです。ITパスポート試験では、ITを利用する社会人としての基礎かつ重要な内容が学べるので資格を取得することによって、就職活動などの際にITに関する用語や知識が一定以上あることを示すことができるので取っておきたい資格になります。(男性20代)
・どんな会社に就職してもパソコンを使い、作業するのは必須である。そこで、大学卒業までにITの基礎知識を学んでいれば、就職後の作業効率が少しでもいいと思うから。(女性20代)
・なぜITパスポートがいいと思ったかというと、私自身が情報系の学科に通っているのがいちばんの理由ですが、これから情報系は社会に求められる人材だと思うからです。プログラミングにもデータサイエンスにも有利に働く資格だと思います。(男性10代)

もうひとつの1位は「ITパスポート試験」でした。
ITの基礎知識をしっかり身につけている証明になります。

3位:税理士

・特許の申請等をこなす仕事だが、理系の弁護士のような立ち位置にある資格で、特許関連の法律に基づく知識以外にも求められる専門知識が多い。ロゴやイラストだけではなく、機械や発明などの専門知識・基礎知識がなければ務まらない事が多いため、理系の学生でこれを所持していると企業からも重宝されると思うから。(女性30代)
・まずは簿記。税理士、会計士の仕事は、資格単体でも独立が可能であることに加え、企業内においても、重要なポストを与えてもらえやすく、何より経営内部に入れることは、楽しい。その中でも税理士は、資産管理のスペシャリストともいえる。(男性40代)
・新規顧客を獲得しやすい中小企業を対象とした税務顧問業務を行えるので、仕事量が安定しやすいしかくです。(男性30代)

3位:危険物取扱者資格

・甲種を取るのが1番良いですが、乙種4類だけでも取っておくと、ガソリンスタンドや石油メーカーなど、身近な石油類を扱うお仕事に有利であるため。(女性20代)
・私自身、理系の大学に通っていたときに危険物取扱者の資格を取得しました。資格を受けた理由としては、普段実験で使っている薬品等の知識を深めたいと思ったことと、母親の友人のすすめがあったからです。試験自体はそこまで難しくなく、他の資格と比べても比較的簡単に国家資格をとれてよかったなと思います。(女性30代)
・理系だと化学とか物理を学ぶと思うので危険な薬物等を勉強しておいた方が将来就ける仕事の幅が広がるので取っておいて損はないと思う。(男性20代)

5位:電気工事士

・世の中混沌としていて技術革新が速くめまぐるしく進みどんな会社が生き残られるのか不明です。そのため手には職を持っていた方が心強いです。その中でも電気関係は職種も多く助かります。(男性50代〜)
・電気工事士に関わる仕事をしたいのであれば、こちらの資格は必要項目であり、取得することを本当におすすめさせていただきます。(男性30代)
・就職とか転職とか将来的なことを考えたら電気工事士だと思います。私も転職するときにいろいろと調べたら電気工事士は結構求人があったので良いと思いました。(男性40代)

5位:弁理士

・知識系の資格は、企業によりますが軽視されることが多く、給料に直結しないケースが多くあります。その為、基本的には士業とされる資格を取っておいた方が良いと思われます。(男性30代)
・技術職として新卒で入社後暫くは設計などの業務を行うが、歳を取るに連れて特許などの分野にも入って行くためその際自分で審査請求出来るようになる。(男性40代)
・理系の大学を出て、メーカーなどに入社した場合は、設計開発などの部署に配属される事になると思いますが、その業務において、最新の商品開発をするならば、特許出願するのも仕事になります。通常ならば、特許部を通して弁理士さんに、その特許性についての打ち合わせをして、作成してもらいますが、もし弁理士の資格を持っていれば、非常に重宝される存在になり得ると思ったからです。(男性50代〜)

7位:衛生管理者

・娘が管理栄養士の勉強していた時に食品関連なら調理師や衛生管理者とれば飲食店が開業出来ると聞いたからです。(女性40代)
・これを取っておけば、飲食店での勤務や医療保健関係の仕事など就きやすくなると思うから。幅広い分野で使えるから。(女性40代)
・食品メーカーに就職したときに、この資格を持っていると、食品のバイヤーや新商品の開発プロジェクトに入りやすいと感じたので。(男性40代)

7位は「衛生管理者」でした。
様々な場面で役に立つ資格だからという意見が多いです。

8位:その他

・建築士を取得しておくと良いと思います。社会人になってからでは、まとまった勉強時間を確保すること自体が難しく、記憶力も低下するため、これからは学生のうちに資格を取っておくべきだと思います。(女性30代)
・宅建は不動産系にも建築系にも重宝されるので、取っておくと就職の時にとても有利だと思います。私は就職後に働きながら勉強して取ったので大変でした。(女性30代)
・理工学部生が取得する資格は、誰でも取れる訳ではない上に、技術職とされ、偏差値の高い大学に在籍していなくても、就活の際に重宝され、収入も期待出来るものだからです。(女性30代)

* * *

100人にアンケートを行ったところ、「基本情報技術者試験」「ITパスポート試験」と回答したのは全体の19.0%でした
また回答した理由として、情報社会には必要な資格だからという理由や、IT知識を身につけていることの証明になるからといった意見が数多く見受けられました。

理系の大学生ですから、情報系の資格はとっておくと有利だという事が分かります。
資格を取る際の参考にしてみてはいかがでしょうか。

参考:「電気資格研究所JABO」  https://sublogg.com/electric/

 

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