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はかなくも余韻あふれる風味豊かなモンブランクリームは和栗の真骨頂。
その質に魅せられ、個性を際立たせる各地のモンブラン喫茶をご案内。

“峠道”を模した独特な形状
ASAKO IWAYANAGI SALON DE THÉ(アサコ イワヤナギ サロン・ド・テ)(東京・等々力)

「峠モンブラン」(748円)。ガラスの器で供されるコーヒーは深煎りの「エチオピア・ゲルセイ」(990円)。コーヒーは10種程度、日本茶や紅茶の種類も豊富に揃う。

パティシエールの岩柳麻子さんが、自らの名を冠したケーキ店『パティスリィ アサコ イワヤナギ』を、東京・等々力に開店したのは平成27年のこと。独創的な姿のケーキやパフェは唯一無二のおいしさで、たちまち評判になった。今では全国からファンが訪れる人気店である。

同店のケーキやパフェなどを供する店が『アサコ イワヤナギ サロン・ド・テ』だ。「サロン・ド・テ」とは、フランス語でケーキや菓子などと飲み物を楽しめる店を意味する。

ほうじ茶の香りに驚く

標高約75㎜ 幅約90㎜

峠の地層のような断面。外側には和栗のクリーム、中には、練乳のシャンティとほうじ茶と黒糖の「ゆべし」が包まれる。土台はキャラメルソースとタルト。

店内のショーケースで、ひときわ気高い存在感を見せるのが「峠モンブラン」である。峠道を模したケーキの頂上には、甘煮の栗が鎮座する。和栗のモンブランクリームは口の中でとろけ、練乳のシャンティ(ホイップクリーム)との組み合わせを堪能していると、突然、ほうじ茶の香ばしさが現われる。クリームの中に仕込まれていたのは、ほうじ茶と黒糖の「ゆべし」だ。

洋の世界で和に出会う軽い驚きと、クリームとゆべしの調和の見事さに思わず唸ってしまう。

オープンキッチンでは、専任のバリスタ(コーヒー職人)がハンドドリップで丁寧にコーヒーを淹れる。

ASAKO IWAYANAGI SALON DE THÉ

東京都世田谷区等々力4-5-9 2階
電話:03・6432・1158 
営業時間:8時~18時
定休日:月曜、火曜 一部予約制。
詳細は予約サイト参照。
https://www.tablecheck.com/ja/shops/asakoiwayanagi-salon-de-the/reserve
交通:東急大井町線等々力駅より徒歩約3分 36席。

取材・文/宇野正樹 撮影/多賀谷敏雄
※この記事は『サライ』2022年10月号より転載しました。

『サライ』10月号の特別付録は、「月の沙漠のスキットル」。

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