新婚当初は上手くいっていたものも、育児が始まった途端にパートナーの行動にイライラしてしまうのは、時代にかかわらずよく見られる光景です。昨今では特に共働き夫婦が増えていますから、すれ違いが多くなりがちです。

そこで、ウェブスターマーケティング株式会社( https://webstar-marketing.co.jp)が運営するLoveMA(ラブマ)が、子育て経験のある女性309人を対象に「子育て中に起こった、夫の信じられない行動」に関するアンケート調査を実施しました。

現代の妻が抱える不満について詳しく見ていきます。若き夫婦の奮闘を応援するための資料としてお読みください。

育児中に起きた夫の信じられない言動、1位は

子育て経験のある女性に「育児中に起きた夫の信じられない言動」を聞いたところ、以下のような結果になりました。

育児中に起きた旦那の信じられない言動

1位は「家事育児を妻に押し付ける」です。2位は「子どもの世話より自分の趣味や都合を優先する」、3位は「父親として子どもへの配慮不足」と続きます。家事・育児よりも、自分の都合や予定を優先する旦那さんに、不満を感じる奥さんが多いことがわかります。

「1位 家事育児を妻に押し付ける」を選んだ方のコメント

・子どもの寝かしつけが大変だったので、一緒に散歩してほしいといっても拒絶されてしまった。さらに、子どもの夜泣きがひどい時に、「こんなところで寝られない」とビジネスホテルに宿泊するようになった。(40代女性/パート)
・頼みごとをすると「休みの日ぐらいゆっくりしたい」と言う主人。 私は365日24時間交代なしで仕事家事育児しているのに!(20代女性/専業主婦)

専業主婦が当たり前だった時代と異なり、今では共働き家庭も増えています。役割分担は、女性の負担を考えると5:5が理想ではないでしょうか。「女性が家事・育児をするのが当たり前」と考える男性も少なくないようですが、「育児に休みはない」という奥様からのご意見が挙げられています。

「2位 子どもの世話より自分の趣味や都合を優先する 」を選んだ方のコメント

・毎週釣りに行ってしまう。釣った魚は捌くが、子守りは私。魚の調理も私。(40代女性/パート)
・休みの日は昼に起きて、スマホでゲームをして一日中ソファーでゴロゴロしている。(40代女性/会社員)

「家族のことより自分のことが一番大事」と考えている旦那さんへの不満が挙げられました。特に休日の過ごし方に関しての意見が多く、「平日は仕方なくても、休日には手伝って欲しい」との切実な意見がありました。

休日は子どもとより深く触れ合える、貴重な時間です。父親としての愛情を子どもに与えてほしい、との想いがあるようです。

「3位 父親として子どもへの配慮不足」を選んだ方のコメント

・ショッピングモールで少しの間、夫に子どもを見ていてもらうことになったが、戻るとやけに機嫌が良い。嫌な予感がすると、子どもの手にはフラペチーノが。まだ1歳の子どもに何飲ませてるの! と大慌てで回収しました。(20代女性/パート)
・夫は子どもが大好きで協力的ですが、仕事から帰ってきた時間が未就学児の子どもの寝る時間でも、自分が一緒にいたいからと、寝かせようとしません。(40代女性/パート)

旦那さんに悪気はなかったとしても、子どもへの配慮が足りなさすぎる行動の数々。特に「たばこの吸い殻を子どもの手の届く範囲に放置する」などは、命に関わる内容でもあり、母親として怒りが積もるのも仕方ありません。

子どもへの危機感、父親としての自覚など、普段から育児に関わる時間が少ない人ほど、子どもへの接し方に対して配慮が欠けてしまうようです。

4位以下、妻の不満とは

「4位 頼んだことをしてくれない」を選んだ方のコメント

・私が夕飯を作っている間、子どもを見ていてと言ったら、スマホをいじりながら様子を見ているだけだった。(20代女性/専業主婦)
・家事をしたいから子どもを見ててとお願いしても、お菓子やアイスを与え、動画を見せ続ける。(20代女性/専業主婦)

子どもの面倒を見るときは、沢山話したりおもちゃで遊んだりと、お子さんの様子を観察しながら楽しませてあげて欲しいと、妻は望んでいます。手伝ってもらえるのはもちろん有難いことですが、片手間で済ませるようではいけません。

「5位 ダメ出しが多い」を選んだ方のコメント

・子どもが一日中、わがままし放題だったので強めに怒った時、タイミングよく帰ってきた夫に、「そんなに怒らなくてもいいでしょ。かわいそう」と注意された。(30代女性/パート)
・子どもが何か失敗して叱るようなことがあると、夫が「普段お前が甘やかしすぎているからだ」と私に責任をなすりつけられる。(40代女性/専業主婦)

子どもは機嫌や体調が変化しやすく、すんなりと言うことを聞いてくれないことも多々あります。そんな中、前後の状況を理解せずに、その場だけを見て注意をされたら誰でもうんざりしてしまいます。「自分でも大変さを体験してから言って欲しい」との声が聞こえてきそうです。

「6位 子ども並みに夫に手が掛かる」を選んだ方のコメント

・子育て中は子どもを優先しがちになるので、ヤキモチのように「自分は?」と夫に言われ、怒りそうになった。(40代女性/専業主婦)
・インフルエンザが流行っている時期に夫が発熱。病院に行っておいでと言うと「一人で行くの?」と甘えられ、子どもを連れて付き添うことに。(40代女性/専業主婦)

妻としては「まるで子どもが二人いるよう」とイライラする事も多いようです。父親として、子育てをしている当事者意識が足りないのかもしれません。

「7位 育児そっちのけで遊びに行ってしまう」を選んだ方のコメント

・子どもと38度の熱で苦しんでいた日に、夫は「飲み会だから」と出かけてしまい、深夜に酔って帰ってきた。(30代女性/会社員)
・子どもが家の中で怪我をした時、救急で病院に連れて行くことになったが、夫は飲み会から帰ってこず、実家に頼ることになった。(40代女性/専業主婦)

どうしても付き合いで外せない場面はあるものの、あまりにも家にいないことは、かけがえのない子育ての時間を共に過ごせないため、旦那さんにとってももったいないことかもしれません。

***

夫婦とはお互いの長所を活かし、短所を補いあいながら家庭を築いていけるのが理想です。家事・育児は女の仕事だと考えられていた時代もありますが、本来は夫婦二人で協力して行なうものなのです。たまには妻がひとりでゆっくり休息できる時間を作り、旦那さんが料理の腕を振るうことも昨今では珍しくありません。

若いうちからお互いに譲り合うのは難しいことかもしれませんが、夫婦円満に過ごしたいものです。

調査概要
調査対象:子育て経験のある女性
調査日:2022年5月19日~26日
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットによる任意回答
調査人数:309人
調査対象者の年代:20代 14.8%/30代 50.5%/40代 25.6%/50代以上 9.1%

 

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