結婚したとき義両親は40代。サバサバした雰囲気に、うまくやっていけると思っていた
旦那さまとの出会いは陶芸教室。月謝を払い月に数回好きな時間に予約すれば参加できるもので、何度も偶然にレッスン時間が重なり、声をかけられたことがきっかけで仲良くなったそう。交際期間2年で結婚に至ります。
「共通の趣味を通じて知り合ったこともあり、他のことも気が合ったんです。夫は温厚というか、争い事を嫌うタイプで、私もそう。面倒なんですよね。こっちが表面的にでも折れればその揉めるだろう時間をなくすことができる。よく裏表がありそうと言われることもありますが、その言葉さえも我慢してスルーしています。
夫とは何か意見が合わなくなりそうなときにはお互いが譲るので、物事を決めれないことが多いんですが、そんなときも『いつまでも決まらない』と笑い合える。そんなところから、ずっと一緒にいれると思って結婚しました」
旦那さまは4歳下で義両親は20歳そこそこで旦那さまを産んだとのことで、友美さんたちの結婚当時はまだ40代。第一印象はその若さとパワフルさだったとか。
「どちらも仕事をされていて、本当に若いという印象でした。私の両親はなかなか子どもに恵まれずに30代半ばで私を産んだこともあり、母と義両親の年齢差は15歳ぐらいあったんですよ。私も年上だったからどう思われるのかなって思っていたけれど、笑顔で『おめでとう』と言ってくれて。喜んでくれているという感じももちろんしましたが、それよりもあなたたちの人生だからと好きにすればいいという雰囲気。この距離感はありがたいって最初は思っていたのですが……」
元気だった義母が病に倒れ、そのまま……。そこから義父の様子、そして夫の様子が変わっていきます。【~その2~に続きます】
取材・文/ふじのあやこ
情報誌・スポーツ誌の出版社2社を経て、フリーのライター・編集者・ウェブデザイナーとなる。趣味はスポーツ観戦で、野球、アイスホッケー観戦などで全国を行脚している。