今や「生活必需品」ともいえるスマートフォン(以下、スマホ)。ただ、そのスマホもアプリケーション(以下、アプリ)がインストールされていなければ何の役にも立ちません。スマホの利用価値は、アプリをうまく使いこなせるかによって大きく変わってきます。

スマホは購入時からアプリがいくつもインストールされているものの、一部の機能しか利用していない・全く利用していないというアプリも多いのではないでしょうか? 購入時から入っているアプリをうまく使えるようになるだけでも、スマホの利用価値は何倍にも高まります。

今回の「アプリ基本のき」では、iPhone・Andoroidに初めからインストールされている、標準アプリの「メモ」についてご紹介です。

目次
標準アプリの「メモ」とは?
標準アプリの「メモ」の活用法
「スマホのメモ機能」、おすすめの使い方
おすすめの無料メモアプリ2選
まとめ

標準アプリの「メモ」とは?

標準アプリの「メモ」は、言葉の通りメモ書きをしたいときに活用できるアプリです。外出中や話しの途中など、その場ですぐにメモを残せるメリットがあります。

特にメモアプリは、「いかにシンプルに」「簡単に」情報を残せるかにこだわったものが多く、他のアプリと比べるとアプリの使い方・活用法を覚えやすいのが特徴。

また、標準搭載されているメモアプリは、便利にメモ作りができるようにいくつかの機能が備わっているため、新しくメモアプリをインストールしなくても十分に活用できます。

標準アプリの「メモ」の活用法

お店の名前や出先での覚え書き以外にも、標準アプリの「メモ」の活用法はあります。特に「メモ」に備わっているチェックボックス機能はおすすめです。買い物メモやToDoリストなどが、簡単に作成できます。例えば、買い物に行く前にリストを作っておけば、買い忘れを防ぐことが可能です。

買い物リスト

他にも、標準アプリの「メモ」では画像を追加することもできるため、印象に残ったことの記録をするのもいいでしょう。

「スマホのメモ機能」、おすすめの使い方

続けてご紹介するのは、iPhone・Androidそれぞれに標準でインストールされている「メモ」機能のおすすめの使い方です。

iPhoneの標準アプリ「メモ」

iPhoneの「メモ」では、よく使うメモ・重要なメモをピンで固定することができます。方法はとても簡単で、ピンで固定したいメモを左から右へスワイプするだけです。

ピンで固定する方法

すると、メモの一番上にピンで固定したメモが表示されるようになります。メモは複数固定することができるので、買い物メモや忘れてはいけない用事のメモなどはこのピンで固定を利用してみてはいかがでしょうか。

ピンで固定を外したい場合は、固定するときと同様にメモを左から右へスワイプするだけで対応できます。

ピンで固定した状態

また、iPhoneではフォルダの作成も可能。メモ一覧の左上にある「<フォルダ」をタップすると、フォルダリストを表示することができます。下記画面の左下にあるフォルダのマークをタップすることで、フォルダの作成が可能です。

日記や仕事用など、フォルダ分けをしておくことで、メモを見返したい時にメモを見つけやすくなります。

フォルダ作成
左下の+マークのついたフォルダのマークをタップすることで、フォルダの作成が可能。

Androidの標準アプリ「Google Keep」

続けて、Andoroidの「メモ」に関するおすすめの使い方をご紹介です。ただ、そもそもAndroidの方は、自分のスマホのどこにメモアプリがあるかわからない、という方もいるのではないでしょうか。

Androidでは、ホーム画面で画面を下から上、もしくは上から下に指でスワイプすると、すべてのアプリの一覧が表示されます。このアプリ一覧の中から「メモ」アプリを探すことが可能です。

すべてのアプリ一覧

ただ、機種によっては元々「Google Keep」がインストールされておらず、機種独自のメモアプリがインストールされている場合や、そもそもメモアプリがインストールされていない場合もあります。その場合は、GooglePlayストアからインストールをしましょう。

「Google Keep」では、単純なメモ・リスト機能の他に、手書き入力や音声入力にも対応しています。画面右下にある「+」ボタンを押せば通常のメモ、左下に並んでいるアイコンはそれぞれ「リスト」「手書き」「音声」「画像」のメモを残すことが可能です。

Google Keepトップ画面

また、「Google Keep」では、メモを開いている状態で右下にある3つの点のボタンをタップすると、そのメモを共有し、共同編集をすることもできます。買い物の際に買っておいてほしいものなど、夫婦や家族・恋人同士で共有したいメモがあるときに活用してみてはいかがでしょうか?

共同編集機能

おすすめの無料メモアプリ2選

最後に、標準アプリ以外のおすすめ無料メモアプリをご紹介します。

Simplenote

Simplenote

『Simplenote』は、シンプルかつ動作の軽さに特化したメモアプリです。『Simplenote』では、標準アプリのようにチェックボックスや画像を利用することはできず、あくまでテキストデータのみ対応しています。

その分、動作が軽く、自動保存も行うためメモを書いてる途中で誤ってアプリを終了させてしまった、というときにも安心です。また機能もシンプルなため、使い方が覚えやすいというメリットもあります。

メールアドレスを利用した登録が必要ですが、データがクラウド保存されているため、PCで『Simplenote』にログインしてメモの編集を行うことも可能です。ビジネスなどで出先にメモをとることが多い方は是非試してみてはいかがでしょうか。

付箋TODOメモ帳-QuickMemo+

QuickMemo+

『QuickMemo+』は、使い方自体はシンプルなものの、付箋を剥がしてボードに貼るような操作性が楽しいアプリです。ちょっとしたメモやToDoリストなど、文字数が少ないメモを残すことが多い方や、メモアプリでも自分好みにカスタマイズしたい、という方はいかがでしょうか。

付箋の色やボード背景を変更できる他、設定したい時間にスマホのプッシュ通知が届くリマインダー機能もあるため、大切な用事の失念を防ぐことができます。

まとめ

メモアプリはシンプルで使いやすいものから、自分好みのメモやリストが作成できる高機能なものまで多種多様です。「スマホを使いこなすには、利便性の高いアプリをインストールする必要がある」と思っている方もおられますが、実際には標準アプリをうまく使うだけでもスマホを使いこなすことが可能です。まずは標準アプリの使い方を覚えて、スマホの利便性を高めてみてはいかがでしょうか。

●構成・執筆/西田 絢(にしだ あや|京都メディアライン・https://kyotomedialine.com
国家試験「情報処理技術者試験」の区分にある「ITパスポート試験」「基本情報技術者試験」を保持。通販ECパッケージの開発・導入・保守サポートを行う企業にて技術面での保守サポートを行っている。

 

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