スマートフォン(以下:スマホ)の機種やOS(オペレーションシステム)に関係なく、便利で役立つアプリケーション(以下:アプリ)が、購入時には標準インストールされています。しかし、それらは「電話をかける」や「写真や動画を撮る」「メールの送受信」「スケジュール管理」などといったスマホのベーシックな機能を利用するための、極々限られた一部のアプリにすぎません。
そこで、今回の「アプリ基本のき」では、スマホをコミュケーションツールとして拡張するための定番SNSアプリをはじめ、お出掛けやお買い物の際に役立つアプリ、外回りのビジネスでも活躍しそうな面白い計測ツールアプリなど、盛り沢山の内容で様々なアプリをご紹介いたします。
目次
定番のSNSアプリ
出かけるときに便利な実用ツールアプリ
仕事でも大活躍? 計測ツールアプリ
最後に
定番のSNSアプリ
まずは定番のSNSアプリについてご紹介したいと思います。「SNSは若者のコミュニケーションツール」というイメージを持っている方も少なくないと思いますが、サライ世代でも利用している方は多いです。
1:LINE
家族や友人、仕事仲間とのコミュニケーションツールとして、すでに『LINE』(ライン)をインストールしているという方も多いのではないでしょうか。なんと、『LINE』は日本の人口の70%が利用しているといわれているSNSツール。
コミュニケーションツールとしてだけではなく、キャッシュレス決済のひとつであるLINE Payや最新のニュースを確認できるLINE Newsなど、様々な機能を搭載しているのが特徴です。
2:Twitter
「今、起きていること」をすぐにキャッチしたい方におすすめなのが、『Twitter』(ツイッター)。ユーザーが多く、情報の拡散性が高いことから、企業が様々なキャンペーンを行っているのも特徴的です。
仕事ではなくプライベートで利用している人も多いため、実際の友人だけでなく、『Twitter』上で共通の趣味を持つ知り合いを多く作ることができます。
3:LinkedIn
『LinkedIn』(リンクトイン)は、『LINE』や『Twitter』などの世代を問わず利用されているSNSとは少々異なり、海外を中心に利用されているビジネス特化型のSNSです。『LinkedIn』では原則実名・顔出し登録とされており、ビジネス版Facebookとも呼ばれています。
『LinkedIn』の特徴として大きいのは、詳細な経歴書を入力できる点です。このことから、海外では名刺代わりに使われていたり、セールス活動や人脈づくり、就職・転職活動にも利用されています。
出かけるときに便利な実用ツールアプリ
続けてご紹介するのは、旅行や買い物など、出かける際に便利な実用ツールアプリです。
1:Yahoo! MAP-ヤフーマップ
地図アプリといえば、初めて行く場所の経路を調べるときに使うもの、と思っている方も多いのではないでしょうか。実は、『Yahoo!MAP』では、店舗や商業・行楽施設の混雑度を確認する機能が存在します。
この機能を利用すると、当日の混雑状況や曜日ごとの混雑傾向を確認してから、混雑していないときを狙って訪れることが可能です。
2:買い物リスト – お買い物メモ帳アプリ
『買い物リスト』は、家族で共有して買い物リストを作成できるアプリです。好きな写真を登録することができるため、誤って類似品を買ってくることを防ぐことができます。
自分が買い物をするときだけでなく、家族が買い物に出かけてから欲しいものを思い出した、というときにすぐ買い物を頼むことも可能です。
3:PayPay-ペイペイ(電子マネーでスマートにお支払い)
『PayPay』は、SoftbankとYahoo!が設立した「PayPay株式会社」が運営する、スマホで買い物の支払いができるサービスのひとつ。アプリに表示されるQRコードやバーコードを使って簡単に決済をすることができます。
PayPayは加盟店が多く、使える店舗が多いことも特徴的です。また、家族や友人間でお金を送金することができるため、仕送りやお小遣いなどを渡すのに活用することもできます。
仕事でも大活躍? 計測ツールアプリ
最後にご紹介するのは、様々な計測ツールアプリです。職種によっては、実際に業務で活用できるようなツールもあるので、気になった方はインストールしてみてはいかがでしょうか。
1:Smart Tools – ツールボックス
『Smart Tools』は、Google Playでのみ提供しているツールアプリです。残念ながら、iPhoneを利用している方はインストールができません。
『Smart Tools』では、コンパスや懐中電灯といった基本的なものから、騒音測定や距離測定、単位換算など、「あると便利だけど、日常的には使わない便利ツール」が凝縮されたツールアプリ。Androidを利用している方は、ぜひ一度ご覧ください。
2:Toolbox – オールイン 1 の計測ツールセット
『Toolbox』は、定規や分度器、気圧計といった14種類の測定器を利用できるスマホアプリ。長さが1/100まで表示できたり、懐中電灯では光量を調整できるなど、細かく計測したいときに活用できます。
また、水平器では音で水平になったことを知らせてくれたり、懐中電灯では入力した言葉のモールス信号をライトで表現するなど、楽しめる機能が搭載されているのも特徴です。
3:キョリ測 – 自由なルートをすばやく作成
散歩コースなど、自分が歩いた距離を知りたい、という方もいるかもしれません。そんな方におすすめなのが、この『キョリ測』です。
『キョリ測』を起動していると、動くと同時に距離計測が開始され、動いた距離での消費カロリーや所要時間を計測することができます。また、標高機能にも対応しているため、「高低差のある散歩コースを作成したい」というときにも活用可能です。
最後に
スマホアプリとして提供されている便利ツールは、様々なものがあります。今回ご紹介したアプリを活用して、多くの人とコミュニケーションをとったり、計測ツールを日常で活用していただけたら幸いです。
●構成・執筆/西田 絢(にしだ あや|京都メディアライン・https://kyotomedialine.com)
国家試験「情報処理技術者試験」の区分にある「ITパスポート試験」「基本情報技術者試験」を保持。通販ECパッケージの開発・導入・保守サポートを行う企業にて技術面での保守サポートを行っている。