化粧、服装にまで口出しする彼氏は夫になっても変わらなかった
都内で就職して、大学時代から付き合っていた男性と5年間付き合うも相手の浮気で破局。その後に飲み会で知り合ったのが今の旦那さまとのこと。1歳下で異常なほどに嫉妬深く、結婚も微妙な年齢でなければ断っていたかもしれないと言います。
「長年付き合っていた彼氏に浮気され、その後は多いときには週に2~3回のペースで飲み会に参加していて、出会ったのが夫でした。夫は最初から『かわいい』とか容姿を褒めてくれることが多かったのに、付き合うと『派手な化粧をするな』、『体のラインがわかるようなタイトな服、露出の多い服は着るな』と異常なほどに嫉妬深くて、あまりにもうるさいから言うことを聞いていたらどんどん地味な女になっていきました……。別れようかどうしようか考えていた付き合って8か月ほどのときにプロポーズを受けたんです。結婚できるんだって思ったら別れる選択がふっと消えました。28歳という年齢でなければOKしなかったかもしれません(苦笑)」
結婚したかったこと以外に、その異常な嫉妬深さも結婚すれば落ち着くだろうという考えもあったのだとか。しかし、旦那さまは変わらなかったそう。
「些細なことでも私のことを心配してくれたり、私との約束を最優先してくれたり、大切にしてくれていました。異常な嫉妬以外に悪いところは見つからなかったから結婚を決めたということもあります。結婚で人妻になるということはわかりやすく夫のものになるということ。もの扱いは嫌でしたけど、これで落ち着いてくれるならいいかなって。でも、結婚してからのほうがより管理されるようになりました。
そして、結婚当初は夫のお兄さん夫婦の家で暮らしていた義母が戻ってきて、次男である夫に過干渉するようになってしまって……」
「自分のときはもっと制限があった」と自身の過去を語り、どこまでも夫の味方をする義母が加わり、二重拘束が始まった……。
【~その2~に続きます】
取材・文/ふじのあやこ
情報誌・スポーツ誌の出版社2社を経て、フリーのライター・編集者・ウェブデザイナーとなる。趣味はスポーツ観戦で、野球、アイスホッケー観戦などで全国を行脚している。