新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、在宅勤務が増え、それが日常となっているご家庭も多いのではないでしょうか? そこで、株式会社SheepDogが運営する、ITツール比較サイトSTRATE[ストラテ](https://strate.biz/)が、全国の在宅勤務をしている夫を持つ既婚女性400人を対象に、「リモートワークをしている夫に対する、妻の本音に関するアンケート」を実施しました。在宅勤務をしている夫へ、どのような感情を抱いているのでしょうか。妻の本音を、ご紹介します。

■約3割の既婚女性が、在宅勤務の夫を鬱陶しいと感じている⁉

▷夫が家にいる時間が増えたことに対して、どのように感じていますか?

夫がリモートワークで家にいることに対して、34.0%が「鬱陶しいと感じることが多い」と回答。続いて、「嬉しいと感じることが多い」(20.7%)、「どちらとも言えない」(45.3%)となりました。

今回のアンケートでは、全体の4割以上が「どちらとも言えない」と回答した結果となりましたが、3割以上の既婚女性は、夫が在宅勤務へと移行したことで、ネガティブな感情を抱いているようです。

▷夫とのコミュニケーションや、会話の頻度に変化はありましたか?

最も多かった回答は「変わらない」(57.0%)、続いて「会話が増えた」(36.3%)、「会話が減った」(6.7%)という結果に。

夫がリモートワークになって、会話やコミュニケーションの量が変わらない家庭が過半数となる一方で、コミュニケーションが増えた家庭もかなりの割合で存在しています。

▷夫との喧嘩や、揉め事の頻度に変化はありましたか?

夫がリモートワークになったことで、「喧嘩や揉め事の機会が増えた」との回答が27.7%、逆に「減った」が5.9%でした。最も多かったのは「変わらない」(66.4%)という結果になりました。

リモートワークになったからといって、喧嘩や揉め事の頻度に変化は感じていないという結果が最多となりましたが、一方で、喧嘩や揉め事の機会が増えたという回答が3割弱あったことにも注目です。

家事や育児の邪魔になる、仕事に集中できないなど、妻と夫、双方にとってストレスと感じる場面が増えたことが要因と考えられます。

▷夫とのスキンシップの頻度に変化はありましたか?

夫とのスキンシップの頻度の変化に関して、最も多かったのは「変わらない」で75%、続いて、「スキンシップが増えた」(17%)、「減った」(8%)という結果になりました。

■女性の20代と40代、子供の有無で気持ちに違いが!?

▷夫のリモートワークについて、20代の妻は、40代の4倍近く嬉しいと感じている

年代別に、「夫がリモートワークとなって嬉しいか」を聞いたところ、「嬉しい」と回答した20代の妻は44.19%なのに対し、40代の妻はわずか12.2%という結果に

やはり、結婚して日が浅い20代の妻のほうが、夫と一緒に過ごせる時間が増えて、嬉しいと感じることが多いようです。また、20代の妻は、現役で働いている場合や、育児を行っているケースも多く、夫と家事や育児を分担できる機会が増えるリモートワークを、歓迎的に捉えている方も多いと考えられます。

▷夫のリモートワークについて、40代の妻は、20代の1.7倍近く鬱陶しいと感じている

次に、「リモートワークの夫を鬱陶しいと感じているか」を聞いたところ、20代の妻が25.58%なのに対し、40代の妻は42.44%という結果に。

40代の夫婦は子供に手がかからなくなり、これまでは夫や子供が職場・学校に行っていたであろうケースも多く、リモートワークになった夫と一日中一緒にいることを、鬱陶しいと感じてしまう40代の妻も多いと考えられます。

▷子供がいる妻の方が、リモートワークの夫を鬱陶しく感じている?

子供がいる・いない別に、「夫を鬱陶しく感じているか」を聞いたところ、以下のような結果になりました。

▷子供がいる妻の方が、喧嘩が増えたケースが多い

続いて、「喧嘩や揉め事が増えたか」を聞いたところ、子供のいる家庭では31.44%、いない家庭では21.32%が増えたと回答しました。

結果として、多くの既婚女性は、「夫がリモートワークに移行しても関係性は変わらない」となりましたが、リモート環境だからこそ、家事・育児の分担をする、快適に仕事ができるように環境を整えるなど、夫婦が協力する必要性があるといえそうです。

* * *

共働きが増え、共に在宅勤務をしているご夫婦も多いかと思います。在宅勤務は通勤がないなどのメリットがある反面、仕事のオンとオフの切り替えがしづらいなど、ストレスも溜まりやすいですよね。

共働きなのか、子供が居るのかなど、家庭によって環境は様々ですが、お互い、ちょっとしたことでイラっとしてしまうこともあるはず。そんな時は、まずは一呼吸して、相手を思いやり、労いの一言を。優しい言葉のキャッチボールで、快適な空間が作れますよ。そして何より、普段は見る事が出来ないパートナーの仕事ぶりを、近くで感じられる良い機会なのではないでしょうか。


【調査対象者】在宅勤務をしている夫を持つ既婚女性
【調査実施日】2021年3月29日
【サンプル数】400人
【調査年齢】25歳~49歳
【居住地】全国
【調査方法】ネットリサーチ
【調査メディア】STRATE[ストラテ]

 

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