暗号資産(仮想通貨)を「現在運用している」投資家は約3割!?

皆さんは、ビットコインやリップルといった“暗号資産(仮想通貨)”にどのような印象をお持ちでしょうか?

近年、日本でも投資目的で暗号資産(仮想通貨)取引を始める方も増えてきていると言われています。

少額から始めることができ、ボラティリティ(価格変動の度合い)が大きいため、大きな利益が望めるといったメリットがある反面、そうした利益を得るまでにどのくらいの運用額が必要なのか、デメリットは何なのか、気になりませんか?

投資家であれば、暗号資産の運用について、メリット・デメリットをご存知かもしれません。

そこで今回、JSKファンド第41号第1次(http://p-m-g-service.com/lp/)の運営をサポートするJSKパートナーズ株式会社は、全国の投資家を対象に、「暗号資産(仮想通貨)」に関する調査を実施しました。

【投資家に聞いた】暗号資産を運用している割合が判明!

はじめに、投資家に暗号資産の運用経験について伺ってみました。

「暗号資産(仮想通貨)について当てはまるものを教えてください」と質問したところ、5割近くの方が『現在運用している(32.4%)』『運用したことがあるが、現在は運用していない(半年以上運用していない)(13.3%)』と回答しました。

中には、コロナ禍で経済の先行きが分からないという不安から、暗号資産運用をストップした投資家もいたのかもしれません。

次に、実際に運用している方とそうでない方に運用について理由を伺ってみました。

■「現在運用している」理由とは?
「少しでも保有している資産を分散したいと思ったから」(30代/会社員/愛知県)
「リスクもあるが、ボラティリティの大きさは魅力」(40代/経営者・役員/大阪府)
「ほとんどは売却してしまったが、さらに値上がりすることをわずかに期待して、一部を残している」(50代/会社員/東京都)

一方で、暗号資産に興味はあるものの運用に手を出していない理由とは何なのでしょうか?

■「興味関心はあるが、運用したことはない」理由とは?
「24時間値動きするので監視できない」(40代/会社員/山口県)
「仮想資産で実資産運用ではないので」(40代/会社員/神奈川県)
「リスクが高く安心感に欠けると思う」(50代/会社員/神奈川県)

などの回答が寄せられました。
3割の方が現在も運用していることが明らかになったものの、ボラティリティ(価格変動の幅)が大きいことに不安を抱えている方も少なくないようです。

【暗号資産の運用経験者が回答】運用きっかけとは?

続いて、実際に暗号資産の運用経験がある投資家に、始めたきっかけについて詳しく伺ってみましょう。

「暗号資産の運用を始めたきっかけを教えてください」と質問したところ、『少額から始められそうだったから(28.2%)』と回答した方が最も多く、次いで『将来性がありそうだったから(23.6%)』『利益が高そうだったから(19.8%)』『投機的な運用のため(11.7%)』と続きました。

小額投資が可能なことがきっかけとなっているようです。
また、暗号資産市場規模は年々拡大し続けていますが、直近ではビットコインを筆頭に、暗号資産の価格が米国時間4月23日の金曜日も下落を続け、同通貨の価格は2021年3月初旬以来初めて5万ドル(約540万円)を下回ったと報告されています。(2021年4月24日現在)

仮想通貨は大きく稼げるというイメージがありますが、暴落のリスクがあることも頭に入れておく必要があるでしょう。

投資家の運用実績が高い暗号資産や投資運用額が明らかに

次に、運用人気の高い暗号資産について調査してみました。

「あなたが運用している(運用していた)暗号資産を教えてください(複数回答可)」と質問したところ、『ビットコイン(BTC)(77.0%)』『イーサリアム(ETH)(23.8%)』『リップル(XRP)(17.7%)』『ビットコインキャッシュ(BCH)(16.4%)』『ライトコイン(LTC)(13.2%)』『モナコイン(MONA)(13.2%)』と続きました。

『ビットコイン』といった聞き馴染みのある暗号資産が大多数を占める結果となりました。
その他の運用については、多くても2割程度と少ない結果となりました。

先ほどの調査で、暗号資産運用のきっかけは『少額から始められそうだったから』という回答が最も多い結果となりましたが、実際の運用額はどうだったのでしょう。

そこで、「これまでの暗号資産運用額を教えてください」と質問したところ、『1万円~10万円未満(22.3%)』と回答した方が最も多く、次いで『20万円~50万円未満(15.5%)』『50万円~100万円未満(14.0%)』と続きました。

『1万円~10万円未満』という回答が最も多いことから、暗号資産は実際に少額から投資運用が可能なようです。
中には、1,000万円以上運用している方が6.0%と一定数いることも明らかになりました。

リスク回避の1つとして、まずは余剰資金で少額から始めるのもポイントかもしれません。

さらに、暗号資産の運用を行った際に起きた出来事について詳しく伺ってみました。

■意外と難しい…暗号資産の運用で大失敗したエピソード
「値上がりと値下がり幅が大きいので売る時期を逃してしまうことが多い」(30代/会社員/東京都)
「始めた当時は大きな利益が出たが、運用自体のトラブルで損失もあった」(40代/会社員/東京都)
「日々のチェックの甘さと価値の大幅な下落のため損失した」(50代/会社員/岩手県)
「最初は利益が出ていたが、大きな金額を投資した途端にコロナショックになってしまった」(50代/会社員/大阪府)
「購入後価値が半分になった」(50代/会社員/神奈川県)

などの回答が寄せられました。

やはりボラティリティが大きいことや24時間変動し続けることなどから、常に最新の情報をチェックしておくことが大切という点では、難しい投資と言えるでしょう。

9割の投資家が暗号資産の投資リスクは“高い”と回答! その危険な点とは?

ここまでの調査で、暗号資産運用の実態が明らかになりましたが、結局のところ暗号資産の投資リスクについてどのようにお考えなのでしょうか?

そこで、「暗号資産の投資リスクは高いと思いますか?」と質問したところ、9割近くの方が『とても高いと思う(37.4%)』『高いと思う(50.2%)』と回答しました。

ほとんどの方が暗号資産の投資リスクは高いと認識しているようです。
しかし、市場が拡大し続けているという面ではやはり、値上がりの可能性に魅了されている方が少なくないのも確かです。

では、どのような部分にリスクを感じているのでしょう。

『とても高いと思う』『高いと思う』と回答した方に、「暗号資産のリスクは何だと思いますか?(上位2つ迄)」と質問したところ、『ボラティリティ(価格変動の幅)が大きいこと(50.7%)』と回答した方が最も多く、次いで『ハッキングによる盗難の可能性がある(37.6%)』『信頼できる情報を見極めることが、他の投資に比べて難しい(24.4%)』『法定通貨のように価値の担保がないこと(24.0%)』登録や取引の操作が複雑で難しい(10.3%)』と続きました。

株式や投資信託といった投資商品と異なり、ボラティリティが大きいことがリスクと思われているようです。

また、ウェブウォレットやハードウェアウォレットはネットワーク接続を行うため、ウイルスに侵入される可能性が否定できず、盗難の可能性もあります。
過去にはハッキングによる大規模な流出事件も起こっており、ハッキングされると入出金が停止されたり、暗号資産の売買ができなくなったりするリスクも想定しておかなければいけないでしょう。

【安定投資を行いたい…!】投資の際に押さえておきたいポイントが判明

最後に、投資家の皆さんが投資を行う際に意識しているポイントについて調査しました。

「暗号資産に限らず、投資の際に重視しているポイントを教えてください(上位2つ迄)」と質問したところ、『リスクを分散できる(43.3%)』と回答した方が最も多く、次いで『投資先を分散できる(29.7%)』『年利が高い投資(24.3%)』『少額投資ができる(23.7%)』『リスクの低い投資(19.7%)』『リターン率が高い投資(12.2%)』『ファクタリングなどの注目されている投資(3.0%)』と続きました。

投資先を分散させるなどしてリスクを分散させることによって資産を守るといった動きをとる方が多いようです。
また、このような情勢だからこそ、少額投資をはじめ、余剰資産を使って少しでも運用することで資金を増やすことが大切なのかもしれません。

さらに、これらを重視する理由について詳しく伺ってみました。

■そのポイントを重視する理由とは?
「リスク分散しながら長期的に資産増やしたい」(30代/会社員/福島県)
「低金利に代わる資産運用のため」(30代/会社員/東京都)
「投資運用において将来の安定運用を目指すには資産を分散し、損失機会を減らすことを重視するため」(40代/会社員/東京都)
「安全資産とリスク資産の割合を調整するため」(40代/会社員/富山県)
「リスクや投資先を分散する事で、長い目で投資を続ける事ができるから」(40代/会社員/岐阜県)

などの回答が寄せられました。

投資家の多くが、長期的な投資を検討していることが明らかになりました。

リスク分散で安心な投資先を探しませんか?

今回の調査で、暗号資産の実態やリスクについて明らかになりました。
現在、投資家の中で暗号資産の運用を行っている方は3割と多くはなく、また、投資を始めたきっかけの多くが、少額投資や高利益を目的とした投資だったことが分かりました。

しかし、投資家の9割近くが暗号資産の投資リスクは高いと回答しており、暗号資産のメリットでもあるボラティリティの大きさやハッキングの可能性といった安全性の低さが気になるという声が多数挙がりました。

暗号資産の運用に限らず投資の際は、リスク分散を意識し、『投資先を分散できる』『年利が高い』といったポイントを重視しながら投資商品を選ぶことが大事なようです。

今後投資先を増やそうとお考えの方はぜひ参考になさってください。

調査概要:「暗号資産(仮想通貨)」に関する調査
【調査期間】2021年4月20 日(火)~2021年4月21日(水)
【調査方法】インターネット調査
【調査人数】1,029人
【調査対象】全国の投資家
【モニター提供元】ゼネラルリサーチ

 

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