【家族の秘密】二世帯住宅に同居する「本心がわからない嫁」。地味な嫁が隠し持つ“派手な下着”の謎～その1～

孫が息子に似ていない

あるとき、則夫さんの妻は、孫を預けられたが、離乳食を渡されていないことに気付いた。

「妻が嫁にLINEをすると、“それならウチから持ってきてください”という。ウチはスマートロックという最新の鍵で、暗証番号を入れて開錠するするタイプなんです。妻が嫁から番号を聞いて家に入って、パントリー（食品保存室）から離乳食を持って出ようとした。その時に、パントリーの奧に、とても派手な下着が干してあることに気付いたんだそうです。明らかに隠して干しているもので、とても派手なものだったとか」

そう考えてみると、産休復帰を控えたここ最近、以前にも増しておしゃれに気を使うようになっており、髪の色を変えたり、爪の色が派手になったなどさまざまな疑問点が浮かんでくる。

「私の妻は、察しがいいタイプで、“もしかしたら、息子の他に誰かいるのでは……”などと言い出す始末。結婚時のことについて、いろいろ思い出してみると、嫁と息子の出会いははっきりとしたことはわからないし、結婚式もしていない。相手の両親は長野に移住していて、あまり親交がない。嫁のことをよくわかっていない現実に気が付いたんです」

お嫁さんは、都内の専門学校を卒業し、SEとしてIT関連会社に勤務しているとのこと。現在は育休中で、3か月後に復帰予定。息子さんは大手ゼネコンに勤務するエリート。

「息子は理系で、男子校育ち。大学も建築関連の学科に進み、土木を専攻していたので、周囲に女性がおらず、免疫がない。30歳にもなって大丈夫かと心配していました。でも嫁を連れてきたので、夫婦で大喜びしたのです。親が息子の恋愛について聞くのは遠慮していたのですが、冷静に考えると謎が多い」

そして、則夫さんを最も悩ませるのが、孫が息子に似ていないこと。

「私は子供たちが大好きで、小さい頃から一緒に遊んでいました。なので、息子が赤ちゃんだった時のことは覚えているんです。おしめを替えて、お風呂に入れて……手なんかこんなに小さくてね。ウチの子供たちは利発で鼻筋がスッと通っていてかわいかったんですよ」

しかし、孫はそうではない。

「嫁にも似ていないんですよ。そして、息子の要素が入っていないようにも見える。妻も最近、そのことを言い始めて“なんだかウチの子とは違うわね”などと言っている。大阪勤務の娘（32歳）に言ったら“考えすぎじゃないの？”と言う。最近はそのことばかりを考えてしまい、孫のことをかわいいと思えなくなってしまったんです。嫁は何を考えているのか、孫は息子の子供なのか、事実を知りたいのです」

【お嫁さんを追跡調査、他人に知られたくない事実もわかる……～その2～に続きます】

探偵・山村佳子
夫婦カウンセラー、探偵。JADP認定メンタル心理アドバイザー、JADP認定夫婦カウンセラー。神奈川県出身。フェリス女学院大学卒業。大学在学中に、憧れの気持ちから探偵社でアルバイトを始め、調査のイロハを学ぶ。大学卒業後、10年間化粧品メーカーに勤務し、法人営業を担当。地元横浜での調査会社設立に向け、5年間の探偵修業ののち、2013年、リッツ横浜探偵社設立。依頼者様の心に寄り添うカウンセリングと、浮気調査での一歩踏み込んだ証拠撮影で、夫婦問題・恋愛トラブルの解決実績3,000件を突破。リッツ横浜探偵社　http://www.ritztantei.com/