自動車を購入する際、その支払方法のひとつであるローン払いには、ボーナス払いの選択肢があります。コロナ禍においてボーナスが減ったというようなニュースがありましたが、実際に車の支払いにはどんな影響が出ているのでしょうか。
月額定額カーリースサービスを提供しているナイル株式会社(https://car-mo.jp/?utm_source=news)が、車を持っている全国の男女1,559人に対し、車両代金の支払い方法であるローンのボーナス払いについて、今夏のボーナスの影響を調査しています。その結果をご紹介しましょう。
■あなたは購入した車の支払いにボーナスを使う派? 使わない派?
Q1. 車はボーナス払いで支払いをしていますか?
車を持っている1,559人に対して、ボーナス払いでの支払いをしているかどうかを聞いたところ、87.5%の方がボーナス払いではないと回答する一方、ボーナス払いで支払っている方も一定数いることがわかりました。
「ボーナス払いで支払っている」:12.5% 195人
「ボーナス払いで支払っていない」:87.5% 1,364人
Q2. ボーナス払いを選択した理由をお答えください。
「ボーナス払いで支払っている」と答えた方195人に対して、ボーナス払いを選択した理由を聞いたところ、「月々の支払いを安くしたい」「生活費からの捻出が難しい」という月の収入額からの支払いを少しでもなくしたいという回答が半数を超える結果になりました。
「月々の支払いを安くしたいから」:51%
「生活費からの捻出が難しいから」:16%
「まとめて支払いたい、返済を早くしたいから」:21%
「気持ちが楽・安心だから」:6%
「その他」:6%
■ボーナス払い派のお財布事情は
「月々の支払いを安くしたいから」という月の収入から支払えなくはないが、できるだけ避けたいという回答の中には「毎月の返済額をなるべく少なくしたいから」「月々の負担を極限まで少なくしたかった」という回答がありました。
また、「生活費からの捻出が難しいから」という、もはや月の収入からは支払いができないという16%には、「サラリーマンでありボーナス支払いでないと対応できない」「毎月の支払いが、いっぱいいっぱいで困難」などという回答がありました。
「まとめて支払いたい、返済を早くしたいから」という21%では、「住宅ローンもあるので、大きな金額が入ってから支払いをしたい」「ボーナスを使って短期間で支払いをしたい」などの、効率よく支払いたいという回答がありました。
「気持ちが楽・安心だから」という6%では、「ボーナスで支払うと決めていると気持ちが楽」「安心感がある」など、気持ちの上での安心感からボーナス払いを選んでいるという回答がありました。さらに、「その他」では、「ボーナス払いが条件だった」「ボーナスの大幅な減額はありえないことから」などのさまざまな回答がありました。
■ボーナスの支給額状況からも車代金の支払い負担が増していることが見えてくる
Q3. 今夏のボーナスは昨年のボーナスより減りましたか、または減る予定ですか?
「ボーナス払いで支払っている」と答えた方195人に対して、「今夏のボーナスは昨年のボーナスより減りましたか、または減る予定ですか?」と質問したところ、53.3%の方が「減る」と回答し、「減らない」と答えた方を大きく上回る結果になりました。
「減る」:53.3% 104人
「減らない」:22.6% 44人
「わからない」:21.5% 42人
「答えたくない」:2.6% 5人
Q4. 車をボーナス払いで支払っていくことに不安を感じますか?
「(ボーナスが)減る」と答えた方104人に対して、「車をボーナス払いで支払っていくことに不安を感じますか?」と質問したところ、「不安を感じる」と答えた方が85.6%という結果になりました。
「不安を感じる」:85.6% 89人
「不安は感じない」:10.6% 11人
「どちらでもない」:3.8% 4人
さらに、「不安を感じる」と答えた方々にどのような不安を感じるかを聞いたところ、「ボーナスが出なかったときにどうすればよいのか不安だ」「景気やコロナでボーナス額に影響を受ける可能性がある」という声が多数ありました。
ボーナス払いをすることで月々の支払い金額を抑えることができるというメリットもありますが、ボーナスはいつも同じ金額をもらえるわけではなく、不安定という一面もあります。
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突然に訪れた「新しい生活様式」は、様々な点で生活環境の変化をもたらしました。
激しい変化であればあるほど、すぐさま対応できる事とそうでない事があります。生活環境によっては、車は生活の“足”であり、無くてはならないという方も多いと思います。
車の取得方法には、現金やローンで買うというほかにも、毎月完全定額のリースという選択肢もあるようです。ボーナスに期待できない時代となれば、様々なサービスを研究してみるのもの変化への対応方法だと思います。