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「若冲レッド」と「マイルス・デイヴィス・ブルー」

「リラクシン万年筆」と「Miles Davis Jazz Blue Ink」のパッケージとボトル。

現在発売中の「サライ」10月号の特別付録は「若冲レッド」万年筆。これは1月号の「北斎ブルー」に続く今年2本目の万年筆付録となる。「サライ」読者には説明は不要だろうが、今や万年筆は「筆記具」の範疇を超えた存在だ。もちろん筆記具としてその機能が第一であることはいうまでもないが、メーカーにとっては商品を超えた「芸術作品」でもあり、ユーザーにとってはこだわりを体現する自己主張メディアでもある。

これまで万年筆メーカーはさまざまなテーマで作品を作ってきた。中でも注目すべき「芸術作品」を発表し続けているのが、ドイツ発祥の老舗中の老舗ブランド「モンブラン」。とりわけ2009年から発表されている「グレートキャラクターズエディション」シリーズはユニークだ。これは「20世紀の歴史に名を刻み、文化、政治、科学、音楽、芸術の新たなスタンダードを築いた偉大な人物へトリビュートした限定商品」である。これまでアインシュタイン、ガンジー、ヒッチコック、ジョン・F・ケネディ、アンディ・ウォーホルらのモデルが製作されたが、とくに目をひくのが、「帝王」と呼ばれるカリスマ・ジャズ・トランペッター、マイルス・デイヴィスのモデルだ(2017年発表)。同シリーズの音楽家のモデルは、マイルスのほかにはビートルズがあるが、こだわり具合はマイルスが群を抜いている。そのデザインは下記リンク先のモンブランのサイトで見てほしい(https://www.montblanc.com/ja-jp/collection/landing-pages/miles-davis.html)。

トランペットのピストンをかたどったクリップ、マウスピースの形を模した軸のデザインなど、マイルスの音楽同様、じつに個性的かつジャジーな遊び心に溢れている。ラインナップは、万年筆、ボールペン、ローラーボール(水性ペン)の3種5モデル。価格は90,720円から395,280円(いずれも税込み/モンブランのサイトによる)まで。もちろんマイルス「公認」というステータスも価格のうちだが、よほどのジャズ・ファンと万年筆マニアでなければ手が出ないのではないか。

だが、ジャズ・ファン、マイルス・ファン諸氏は落胆することはない。手が届く「マイルス公認万年筆」があるのだ。10月2日に小学館より創刊される、サライ責任編集・隔週刊CDつきマガジン「JAZZ絶対名曲コレクション」の全巻予約特典「リラクシン万年筆」がそれだ。全14巻を予約購読すると、特典として全員に垂涎の万年筆プレゼントされるのだ。他の方法では入手不可能な編集部オリジナルの非売品!お宝化は必至である!!

デザインはその名のとおり、マイルスの名盤中の名盤『リラクシン』のジャケット・アートをモチーフにしている。軸はブラック。サライの読者なら、「北斎ブルー」「若冲レッド」とこの「マイルス・ブラック」を並べてみるのも楽しいだろう。本誌の内容と予約方法の詳細は公式サイト(http://www.shogakukan.co.jp/pr/jazz4/)を見ていただきたい。ジャズを楽しみ、さらに「マイルス公認」万年筆までゲットできるのだから、ジャズ・ファンはもちろん、万年筆マニアの方もこれを機会にジャズの世界に一歩踏み出してみてはいかがだろうか。

「リラクシン万年筆」はヨーロッパ・タイプのカートリッジが使用できるが、コンバーターも付属する。コンバーターというのはいわばスポイト。つまり、インクを選んで入れられる。では、ここにはどんなインクを入れるべきか。マイルスの師匠、チャーリー・パーカーにちなんで「パーカー」のブラックか……などと調べていくうちに、なんとモンブランはペン本体だけではくマイルス特製インクも作っていたことを発見してしまった。その名も「Miles Davis Jazz Blue Ink」。マイルスの代表作『カインド・オブ・ブルー』にちなんだ青インクだ。マイルス・ブラックにカインド・オブ・ブルー。これ以上の組み合わせはない! しかし時すでに遅く、モンブランのサイトでは売切れになっている。インクも限定モデルだったのだ。さて、どうしたものか……。だが、編集部ではなんとかゲット。そして使ってみて驚いた。このブルーは、並の青色ではなかったのだ!

★世界を股にかけた入手顛末とマイルス・ブルーの次回に続く!

現在発売中のサライ10月号では、特別付録として「若冲万年筆」が付いています。世界を魅了した「若冲レッド」に、名作「動植綵絵」に描かれた南天の実をイメージして、独自に図案化した模様をあしらっています。

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