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アールヌーヴォーの旗手、アルフォンス・ミュシャ(1860-1939)の展覧会が、大分市美術館で開催されています。(~12月4日まで)

アルフォンス・ミュシャ《羽根》〔1899年〕

アルフォンス・ミュシャ《羽根》〔1899年〕

アルフォンス・ミュシャ(ミュシャはフランス語表記、チェコ語ではムハ)は、オーストリア帝国に属していたチェコに生まれ、パリに美術留学して挿絵画家として生計を立てていましたが、1894年の暮、大女優サラ・ベルナールが主演する正月公演のポスターで一躍脚光を浴びました。

ミュシャの作品は1900年のパリ万国博覧会でも人気を博し、アールヌーヴォーの旗手としての地位を不動のものにしました。

本展では、ポスターや装飾パネル、本の挿絵、雑誌、ポストカード、商品デザイン画など、ミュシャの創作活動の全容を紹介します。

アルフォンス・ミュシャ《桜草》〔1899年〕

アルフォンス・ミュシャ《桜草》〔1899年〕

本展の見どころを、大分市美術館学術振興課学芸担当班専門員の岩尾徳信さんにうかがいました。

「本展では、ミュシャの名を世に知らしめた代表作《ジスモンダ》をはじめとしたポスターはもちろん、デザイン学生のための教則本などの珍しい展示品を含めて、ミュシャの幅広い創作活動の全貌を約420点の作品や資料で辿ります。

パリでの栄光を捨てて故郷のチェコに帰ったミュシャは、スラブ民族・文化に関わる作品に取り組み、1918年に独立を果たしたチェコスロバキアのために国家行事のポスターや新紙幣、切手などを手がけました。こうした多様な作品によりミュシャ芸術の全容を紹介します。

今も人々に愛されてやまない美を表現したミュシャですが、その芯に貫かれている人間性を、本展で感じとっていただければ幸いです」

ミュシャの激動の人生を作品で辿る展覧会です。ぜひ足をお運びください。

【特別展 ミュシャ展】
■会期/2016年10月8日(土)~12月4日(日)
■会場/大分市美術館
■住所/大分市大字上野865
■電話番号/097・554・5800
■料金/一般1200(1000)円 大高生900(700)円 ( )内は20名以上の団体料金
※中学生以下無料、身体障がい者手帳・療育手帳・精神障がい者保健福祉手帳提示者とその介護者は無料
■開館時間/10時から18時まで(入館は17時30分まで)
■休館日/10月11日(火)・17日(月)・24日(月)・31日(月)、11月14日(月)・21日(月)・28日(月)
■アクセス/JR大分駅上野の森口(南口)バス乗場より大分きゃんばす「大分市美術館方面」行きで大分市美術館下車

取材・文/池田充枝
1989年「サライ」の創刊時より歴史資料の調査や展覧会情報を中心にフリーランスで「サライ」の取材・執筆に携る。

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