文・写真/MARIKO(モデル、神社検定1級)
日ごとに秋が深まる今日この頃。そろそろ紅葉シーズンですね。今回はちょっぴりスペシャルなおみくじを求めて、東京・中延にある「上神明天祖神社」を訪ねました。
こちらには、巳の日限定で引ける「巳くじ」があるのです。
上神明天祖神社は東京の白蛇さまとして有名で、蛇窪と呼ばれていた土地に創建されました。
鎌倉時代末期、1322年に武蔵国(東京・埼玉一帯)が大干ばつに見舞われ飢饉の危機にあったため、龍神社に雨乞いをしたところ大雨が降って救われたことから神社をお遷しし、祀られました。
また社殿脇の湧水地に住み着いていた白蛇が村の豪農の夢に現れたため、宮司が厳島弁天社を境内に建立し、白蛇大神として祀ったのだそうです。
上神明天祖神社の主祭神は天照大御神、また天児屋根命、応神天皇が配祀されています。
境内末社の厳島弁天社には厳島神社の宗像三女神である市杵島姫命、田心姫神、 湍津姫神、そして蛇窪龍神、白蛇大神。また伏見稲荷社には稲荷大神が祀られています。これらの神様は蛇窪大明神と称されています。
龍神と白蛇神を祀ることから「巳が辰(身が立つ)」として立身出世の御利益があるのだそうですよ。蛇窪という土地名からもこちらの神社の白蛇さまとの深い縁を感じますね。
参拝当日は大雨。実はこのおみくじ探訪の取材では雨に当たったことがないのですが、こちらの蛇窪龍神は水神でもいらっしゃいます。さらに当日は巳の日ということで、これは歓迎していただいているのでは!?とドキドキしてしまいました(笑)。
そんなこちらの「巳くじ」は暦に十二支を当てはめた12日ごとに巡ってくる「巳の日」にしか引けないとても特別なおみくじです!
ちなみに巳の日は芸能や財運を司る弁財天に縁のある日だそうで、この日に弁財天のお使いである白蛇さまに願い事をすると弁財天に届けられるとも言われています。
いよいよ巳くじとご対面です!
ああ、可愛い……。ぽってりと丸みがあって、どこか愛嬌のある表情です。
じっくりと見比べて、今回はこの子を選びました。
さあ、一体どんなメッセージがいただけるのか……開けてみましょう!
なんと!「大吉」でました!
おみくじを読んでみましょう。
「“笑う門には福来る” 笑うということは良い運気を呼びます。天岩戸に籠ってしまわれた天照大神様が岩戸を開かれ、この世に再び光がもたらされることになったきっかけは神々の笑い声でした。私達も日々笑い声を絶やさずいたいものです。」
たしかに、笑いは全ての源。生きる上で一番大切だけれど、つい見落としがちなもの。そんな基本を改めて教えてもらった気がします。前向きな気持ちになれる、明るいお言葉ですね。
ちなみにこちらの巳くじは、凶が出ると身代わりのお守り白蛇がいただけるのだそうです。さらに60日に一度巡ってくる「巳巳の日」には、さらに縁起が良い日なのだとか。参拝される際は、縁起の良い日を調べていくとよいでしょうね。
訪ねたお社 | 『上神明天祖神社』 |
所在地 | 東京都品川区二葉四丁目四番十二号 |
電話 | 03-3782-1711 |
アクセス | 都営浅草線中延駅から徒歩約5分、ほか |
公式サイト | http://hebikubo.jp/ |
文・写真/MARIKO
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