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「心に窮屈なところがあってはつまらない」(夏目漱石)【漱石と明治人のことば215】

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今年2017年は明治の文豪・夏目漱石の生誕150 年。漱石やその周辺、近代日本の出発点となる明治という時代を呼吸した人びとのことばを、一日一語、紹介していきます。

【今日のことば】
「君は一人でだまっている。だまっていても、しゃべっても同じことだが、心に窮屈なところがあってはつまらない。平気にならなければいけない」
--夏目漱石

上に掲げたのは、夏目漱石が明治39年(1906)11月9日、門下生の小宮豊隆あてに書き送った手紙からの引用文である。

この頃、漱石は東京帝国大学や第一高等学校の教壇に立つ傍ら、執筆活動にも勤しんでいた。いわゆる二足の草鞋である。その上、文名の高まりとともにひっきりなしに来客がやってくるようになり、応対に追われていた。

このままでは落ち着いて仕事もできない。そう考えた漱石は、週1回、木曜日を面会日とすることとし、その日は逆に積極的に門弟や友人たちを集めた。いわゆる「木曜会」の始まりである。夏目家の玄関格子戸の右上には、「面会日は木曜日午後三時から」と書いた赤唐紙の紙箋が貼り出されたという。

初めて木曜会が開かれたのは明治39年(1906)10月11日。従って、上の手紙はそれからひと月も経たぬうちに記されたことになる。小説『三四郎』のモデルともいわれ、のちには古参の門弟の代表格として、木曜会の中でも存在感を示す小宮豊隆だが、まだちょっとかしこまって他の者と懇意に交われないでいたのだろう。そんな様子を見てとった漱石は、すぐに筆をとり、「もっと心を開いた方がいいんじゃないかい。窮屈にしていたらつまらないよ」と呼びかけたのである。

しかも、漱石の気遣いの細やかさは、無理にしゃべらせようとはせず、「だまっていても、しゃべっても同じこと」とサラリと言ってのけているところにある。一方的な言い回しで「もっとしゃべらなくてはいけない」と強制されたら、小宮は萎縮してしまって顔さえ出せなくなってしまったかもしれない。

木曜会はこののち、漱石が死に至る病床につく直前、大正5年(1916)11月16日まで、10年の長きにわたってつづくのである。

文/矢島裕紀彦
1957年東京生まれ。ノンフィクション作家。文学、スポーツなど様々のジャンルで人間の足跡を追う。著書に『心を癒す漱石の手紙』(小学館文庫)『漱石「こころ」の言葉』(文春新書)『文士の逸品』(文藝春秋)『ウイスキー粋人列伝』(文春新書)『夏目漱石 100の言葉』(監修/宝島社)などがある。2016年には、『サライ.jp』で夏目漱石の日々の事跡を描く「日めくり漱石」を年間連載した。

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