晴明と道長
I:映画やドラマでみてきた陰陽師の安倍晴明(演・ユースケ・サンタマリア)は、呪術を駆使して邪を滅する存在でしたが、『光る君へ』の晴明は、権力を持つ兼家(演・段田安則)や道長(演・柄本佑)の意のままになることで、陰陽師としての「格」を維持しているようにみえました。
A:都合のいいようなことを言いながらも、浮世離れたしたところもあって、天を読めているようだし、道長が欲しい言葉ばかりを選んでいっている感じもしない。道長の味方ではあるので、天変地異が起きることなど知らせている。不思議な存在です。
【一条天皇と中宮定子の愛の行方。次ページに続きます】