長らく旅の供として利用されてきた『時刻表』。巻頭の索引地図には、全国に広がる鉄道網が描かれている。各路線ごとに掲載ページが付され、索引も兼ねている。
交通公社の時刻表 昭和42年(1967)
時刻表がいまのような月刊になったのは明治27年(1894)のこと。まだ路線数が少なかった当初から全国の路線図を掲載した。鉄道が延伸したり、利用者が増えるたびにダイヤが改定され、路線図も修正されて使いやすい索引地図へと改良された。
昭和30年代から40年代にかけて、路線網が最盛期を迎えた国鉄では、線路や車両が更新されて高速化が進んだ。このため、ダイヤを白紙にして見直す大幅な改定があった。留萌本線の一部は2023年4月に廃止が予定され、索引地図もまた更新されることになる。
文/遠藤則男 撮影/藤岡雅樹(小学館写真室)
※詳しくはWeb特設ページをご覧ください。
https://www.shogakukan.co.jp/pr/tetsudou_chizu/
公式Twitter:@tetsudou_chizu
もれなく付いてくる2大特典
1.吉田初三郎の傑作 鳥瞰図風呂敷
2.復刻版「運転事務用鉄道線路図」
※この記事は『サライ』本誌2023年3月号より転載しました。