日本気象協会が発表した、2020年春の花粉飛散予測によると、スギ花粉の飛散開始時期は、九州から近畿、東海、関東にかけて、おおむね例年並みかやや早くなると言われています。関東ではすでにわずかながら飛散が確認されており、2月上旬から、花粉シーズンがスタートしています。本格的な飛散が始まる前に早めに花粉症対策をしておきたいですよね。
萬祥株式会社(https://www.mansyou.co.jp)が、花粉症を持っている20代〜50代男女を対象に、花粉症に関するアンケートを実施しました。他の人はどのような対策をしているのでしょうか? 見ていきましょう。

■春といえば花粉症。ツライ症状とは!?

始めに、「花粉症が発症する季節を教えてください」と質問したところ、『春(80.1%)』と回答した方が最も多く、次いで『一年中(10.1%)』『秋(4.7%)』と続きました。やはり花粉症は春に発症しやすいようです。春はスギやヒノキといった植物の花粉飛散時期であるため、花粉症にかかりやすくなるのでしょう。

花粉症といえば、鼻水や鼻づまり、目のかゆみといった様々な症状が挙げられます。では、花粉症に悩まされている方は、花粉症のどのような症状がツライと思っているのでしょうか?
「花粉症の症状でツライと感じる症状を教えてください(複数回答可)」と質問したところ、『鼻水(81.7%)』と回答した方が最も多く、次いで『目のかゆみ(72.8%)』『鼻づまり(57.6%)』『くしゃみ(55.4%)』『目の充血・異物感(27.1%)』と続きました。花粉症の中で、鼻と目に現れる症状をツライと感じている方が多いようです。

この時期になると、花粉症の方はティッシュや目薬が手放せなくなりますよね。花粉症になるとどのようなことがツラくなってしまうのか、詳しく聞いてみました。

<花粉症のココがツライ…>
・「鼻をかみすぎて鼻の下が痛い」(20代/男性)
・「鼻がつまって口呼吸をしたら風邪をひいた」(20代/女性)
・「肌が乾燥してるのに花粉でも肌荒れした」(20代/女性)
・「寝ている時に目をかきすぎて、朝起きたら目が腫れていた」(40代/女性)

などの回答が寄せられました。花粉症の方にとってあるあるエピソードかもしれませんが、かなりツライ症状を引き起こしているようです。

■花粉症対策、いつ頃からどのような対策を始めていますか?

「いつ頃から花粉症対策を始めますか?」と質問したところ、2割以上の方が『花粉が飛び始める1ヶ月〜2ヶ月前(23.5%)』と事前対策を行っていると回答しました。しかし、花粉症を持っている方の半数以上が、花粉が飛び始めてからの事後対策を行っているようです。
具体的にどのような対策を行っているのか聞いたところ、『マスクの着用(70.8%)』と回答した方が最も多く、次いで『内服薬(49.3%)』『点鼻薬・点眼薬(46.0%)』『花粉に効果のある食べ物・飲み物を摂取(13.8%)』『花粉対策グッズ使用(12.3%)』と続きました。
花粉症を持っている方の花粉症対策として、花粉が飛び始めてから、マスクの着用や内服薬を使用していることが判明しました。

■屋内と屋外それぞれの対策方法を徹底調査

では、屋内と屋外それぞれでどのような対策を行っているのでしょうか。
「自宅で特に行っている対策を教えてください」と質問したところ、『部屋の窓を開けない(35.3%)』と回答した方が最も多く、次いで『空気清浄機を設置(33.1%)』『シャワーを浴びる(16.7%)』『掃除機で花粉を吸う(6.5%)』と続きました。
自宅に花粉症が入ってくるのを防ぐために部屋の窓を開けない対策や、もし入ってきた場合に備えて空気清浄機を設置し対策しているようです。
続いて、「外出時に特に行っている対策を教えてください」と質問したところ、『マスクの着用(69.8%)』と回答した方が最も多く、次いで『薬の服用(19.3%)』『花粉対策メガネ・ゴーグルの着用(5.1%)』『ポータブル空気清浄機(1.4%)』と続きました。
外は花粉が飛んでいることもあり、マスクを着用している方や、鼻水や鼻づまりを抑えるために薬を服用している方がいるようです。

■花粉対策ついつい忘れると……

屋内と屋外それぞれの場面に合わせた花粉症対策を行っていることが判明しました。しかし、ついつい花粉症対策を忘れてしまうということがあるのかもしれません。そこで、「花粉症対策を忘れて失敗したことありますか?」と質問したところ、半数以上の方が『ある(51.8%)』と回答しました。
花粉症対策を忘れてしまうと、どのようなことが起きてしまうのでしょうか? 詳しく聞いてみました。

<花粉症対策を忘れてしまって…>
・「マスクやポケットティッシュを持ってなくて服で鼻水を拭いてしまった」(20代/女性)
・「楽しいはずの旅行が鼻水ぐじゅぐじゅで辛かった」(30代/女性)
・「高級なご飯を食べに行ったのに、味がわからなかった」(30代/男性)
・「薬を飲み忘れたら、くしゃみが止まらなくなって会社で電話に出られなかった」(40代/女性)

などの回答が寄せられました。花粉症対策を忘れてしまった方は大変な思いをしているようです。

***

花粉症を持っている方は屋内、屋外それぞれで対策方法を持っていることがわかりました。しばらくツライ期間が続きますが、対策をしっかりして、影響を少なく抑えましょう。

調査概要:『花粉症に関するアンケート』
【調査期間】2020年2月14日(金)〜2020年2月15日(土)
【調査方法】インターネット調査
【調査人数】1,114人
【調査対象】花粉症を持っている20代〜50代男女
【モニター提供元】ゼネラルリサーチ

 

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