(1)電車の中から看板や駅名を見る
走っている電車の中から看板や駅名を見るようにします。色や形、文字まで把握できるとよいでしょう。
路線の電柱は等間隔のためタイミングが取りやすく、電柱1本ずつはっきり見るのは効果的なトレーニングになります。
通過する電車のなかにいる人を目で追うのもいいトレーニングになります。
(2)車のなかからナンバーや看板を見る
車に乗ったときは、前から近づいてくる車のナンバーや道路の看板の文字を読み取るようにしてみましょう。ナンバーを読み取るのに慣れてきたら、ナンバーを瞬時に足し算してみましょう。
(3)ボールに書かれた文字を読み取る
白いボールに数字や記号、文字などを書き、壁にころがしたり、投げたりし、もどってくるボールを見ながら文字を読みあげていきます。
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生活の中で簡単にできる目のトレーニング。毎日の意識次第で、目の衰えを防ぐことができるのです。動体視力を維持できれば、スポーツや運転に限らず、趣味などの日々が楽しくなり、仕事でも効率アップが目指せますね。
拙著『1日5分でアタマとココロがすっきりする眼球体操』の中で、それ以外のトレーニング法をご紹介していますので、ぜひご覧になってください。
文/庄司真紀
監修/松島雅美
指導/松島雅美(まつしま・まさみ)
1972 年、広島県に生まれる。京都女子大学大学院修士課程修了。 臨床心理士。メンタルビジョントレーニングスペシャリスト。一般社団法人国際メンタルビジョントレーニング協会代表理事。Je respire 株式会社代表取締役社長。精神神経科クリニックや教育機関などで、のべ20,000 人以上をカウンセリングしてきた実績がある。視覚機能とメンタル機能を同時に鍛えるアイパフォーマンスメソッドを日本ではじめて構築し、スポーツ選手や子どもなどのパフォーマンス向上に向けた取り組みを行っている。
【参考図書】
『1日5分でアタマとココロがすっきりする眼球体操』
(松島雅美・著、セブン&アイ出版)