私は丼物が大好きです。天丼、カツ丼、鰻丼、鉄火丼、親子丼、なんでも品書きに見つけると注文してしまいます。つまり、ごはんとおかずを一緒に掻っ込むのが好きなんですね。
丼物の要点は、上に乗っかる具より、御飯の美味しさです。御飯が美味しければ、具の質が少々落ちていても、美味しく食べられるというわけです。カレーライスもそうです。
さて、今回はそば屋の親子丼と、焼き鳥屋の焼き鳥丼のご紹介です。
日本橋『利久庵』の「親子丼」はとじたたまごは白身で、出来上がりの上に黄身が載っています。その黄身を崩しながらいただく親子丼です。

利久庵の親子丼。
京橋の『伊勢廣』は焼き鳥の名店で知られていますが、昼は「焼き鳥丼」目当てのお客さんで混み合います。「4本丼」「5本丼」と品書きにありますが、1時過ぎに出掛けると「3本丼」というサービス丼が食べられます。
これがお薦めです。ささみ、つくね、ももの3種の焼き鳥が丼の上に整列しています。特筆すべきは、ささみに添えられたわさび。本物の下ろしたわさびで、これでささみの味わいが一段と冴えわたります。

伊勢廣の3本丼。
【利久庵】
住所/ 東京都中央区日本橋室町1-12-16
TEL/03-3241-4006
営業時間/【月曜日~金曜日】11:00~15:00/17:00~20:30(L.O.)【土曜日】11:00~16:00(L.O.)
定休日/日曜日・祝日
http://www.rikyu-an.com/
【伊勢廣】
住所/ 東京都中央区京橋1-5-4
TEL/03-3281-5864
営業時間/【ランチ】11:30~14:00【ディナ-】16:30~21:00
※ 土曜のみ16:30~20:30
定休日/日曜日・祝日
http://www.isehiro.co.jp/honten.html
文/山本益博
料理評論家・落語評論家。1948年、東京生まれ。大学の卒論「桂文楽の世界」がそのまま出版され、評論家としての仕事をスタート。TV「花王名人劇場」(関西テレビ系列)のプロデューサーを務めた後、料理中心の評論活動に入る。
