フォーカスの位置を考える
スマートフォンは背景がボケにくいが、接写の場合は別で、ピントの合う範囲は狭い。手前のケーキにピントを合わせれば奥のタルトはボケる(右写真)。手前をボカして奥にピントを合わせることも可能(左写真)。主役の料理を目立たせるために、どこにピントを合わせるかにも留意する。
食器で変わる見え方
自宅で料理を撮るなら、撮影に向く皿、不向きな皿があることを知っておこう。深くて濃い色の皿は料理が塊になりやすく、また皿の色に影響されて料理が暗く写りやすい。これに対して、白くて浅い皿は料理が盛りつけしやすく、全体的に明るく写り、おいしそうな写真になる。
取材・文/川野 剛 撮影・指導/福田栄美子 イラスト/おうみかずひろ
撮影協力(ケーキ)/アミティエ 神楽坂
※本記事は『サライ増刊 男のだいどこ』2012 春号に掲載されたものです。
※記事の内容は掲載当時の情報です。