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撮影メモ: 40mmレンズ 絞りf11 バルブ撮影。

40mmレンズ 絞りf11 バルブ撮影(撮影:市川 傳)

談/市川 傳(写真家)

越後三大花火大会のひとつが、片貝の花火大会です。柏崎が海の花火、長岡が川の花火、そしてこの片貝は山の花火と呼ばれています。

花火の打ち上げ場所の後ろが屏風状の小高い山になっていることから、音が反響して地響きのような炸裂音を楽しむことができます。

「奉納大煙火」の名の通り、個人や企業が奉納する花火で、子供の誕生祝や結婚祝い、社業発展など、様々な想いが込められ、打ち上げ毎に、コメントが披露されます。地元や新潟県内はもちろん、全国各地から花火を奉納する人が年々増えています。

秋季例大祭ですので、毎年9月9日と10日と日程が決まっています。2日間での打ち上げ予定数は1万5000発。有料の桟敷席のほかに、片貝小学校グランドや神社周辺などで楽しむことができます。

この花火大会の目玉は、ギネスブックにも登録されている世界一の4尺玉。玉の直径は約120cm、重さは約420kg。打ち上げ時の開花直径は800mにもなります。

この4尺玉は、9日・10日の午後10時に打ち上げられるので、この花火の撮影は両日でも2回のみ。まさに一発勝負です。私の写真も、片貝に5~6年通い、何とか納得できる撮影ができた1枚です。

撮影は、浅原神社の東側方向から行います。早めに現地へ行き、三脚を立てて場所を確保。昼に3尺玉が上がりますので、それで予行演習をします。大玉はスターマインや連発花火が打ちあがる場所とは違いますので、この時に打ち上がる方向などをある程度確認し、夜に備えます。

本番の撮影では、花火が打ち上がってから開くまでの間、シャッターを開き、花火が開いた瞬間にシャッターを閉じます。

どのような花火なのか、その内容は事前にわかりますので、あらかじめ調べておくことも重要です。今年は9日が「昇天銀竜黄金すだれ小割浮模様」、10日が「昇天銀竜黄金千輪二段咲き」。例年ですと「4尺玉打ち上げです」のアナウンスの後、高く高く打ちあがり、空を埋め尽くすように広がり、そして大歓声があがります。

4尺玉ともなると、煙や多少の雨では全く影響がありませんので、その大迫力を存分に楽しみ、撮影に挑戦してみてください。ただし、画額に収めるのは大変難しい花火です。

【浅原神社秋季例大祭奉納大煙火】
■日時:平成28年9月9日(金)、10日(土)19時30分~22時20分 雨天決行
■打ち上げ場所:小千谷市片貝町
■交通:JR上越線小千谷駅から越後交通バス長岡駅行きで約20分、片貝一之町下車、徒歩約10分
■問い合わせ:片貝町煙火協会 電話:0258-84-3900

写真・談/市川 傳(つたえ)
1945年東京都生まれ。ヨーロッパアルプス登山を機に写真の道に入り、東京写真専門学校卒業後、建築写真を主として撮影しながら、風景写真を学ぶ。北海道から沖縄の自然を四季にわたり撮影し、カレンダー、雑誌等に写真を提供。ライフワークとして、桜・城・花のある風景を撮影。公益社団法人 日本写真家協会会員

取材・文/関屋淳子

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