ゆったりとした朝食の時間も、旅の楽しみのひとつ。ビュッフェ形式で自分の好きな物を自由に選べる宿泊施設も多いが、朝からシェフ自慢の料理が楽しめれば、幸先良くその日をスタートできそうだ。
今回は、旅行予約サービス「楽天トラベル」が、日本全国の楽天トラベル登録宿泊施設を対象に行なった「楽天トラベル 朝ごはんフェスティバル(R) 2018」の結果に注目。全国約1300のエントリーの中から、見事上位6つに輝いた自慢の朝ごはんを紹介する。
優勝
「あゆ雑炊~香ばしい鮎チップを添えて~」「奥美濃古地鶏の朴葉味噌焼き」
岐阜県/岐阜都ホテル
優勝した岐阜県「岐阜都ホテル」の朝ごはんは、「岐阜の豊かな素材をお客様に味わってほしい」というシェフの想いが込められた郷土料理。あゆ雑炊は香ばしい鮎の旨味が溶け込んだ優しい味わいで、食べる直前に鮎チップを乗せるとカリカリした食感と鮎の香りをさらに楽しめる一品。審査員からは、「出汁が優しく、鮎が苦手な人でも美味しく食べらる雑炊。2品を合わせて食べても美味しい。」(落合務氏)「あゆ雑炊がとてもとても深みがあり、珍しい一品。」(浜内千波氏)と評価された。
準優勝
「三重の旬材!地鶏らんらん(卵卵)蒸し」「農家朝獲れ野菜と時季鮮魚の塩煮郷土汁」
三重県/ホテル 季の座
三重県「ホテル 季の座」は、コラーゲン入りの見た目にも美しい地鶏卵を使用した玉子蒸しと魚と野菜で作るシンプルな郷土汁で勝負。郷土汁は、「スープのうま味がしっかりでていて、味わいに奥行きがあった。」(神田川俊郎氏)と評価された。
第3位
「じっくりコトコトまろやか温泉粥」「女将の気まぐれ小鉢」
長野県/白骨の名湯 泡の湯
第3位は、長野県「白骨の名湯 泡の湯」が出品した白骨温泉で炊いたお粥と副菜小鉢。素朴ながら長年親しまれて続ける朝ごはんです。「女将さんそのもので、どれも心のこもった一品」(浜内千波氏)と好評だった。
その他、4位~6位は以下の通り。
第4位 「ノドグの炙り朝寿し」「浜田あんこうの道具汁、芋煮仕立て」
島根県/国民宿舎千畳苑
第5位 「カリッとモチっと♪小豆島ガレット」「島鱧・せとうち海鮮味噌汁」
香川県/小豆島温泉 リゾートホテルオリビアン小豆島
第6位 「大地の恵み♪ほうれん草のチャウダー」「いちごのフレンチトースト」
栃木県/那須温泉 ホテルエピナール那須
自慢の朝食でしっかりパワーチャージすれば、続きの旅も楽しくなるだろう。宿を選ぶ際、夕食だけでなく、朝食も重視して選んでみてはどうだろうか。
文/鳥居優美