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「行きつけの蕎麦屋」の選び方【片山虎之介の「蕎麦屋の歩き方」第16回】

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「蕎麦が食べたい」と、ふと思ったとき、何も考えなくても足が向かう、行きつけの蕎麦屋を、お持ちだろうか。
納得できるだけの美味しい蕎麦を食べさせてくれて、雰囲気も悪くない、居心地の良い店。こういう店が、自宅近くにある人は幸せだ。
かくいう私は、その幸せ者のひとりである。

雑誌で紹介される遠く離れた名店も、ときには行ってみるが、食べてみると蕎麦は、わが町の行きつけの店のほうが、美味しかったりすることもある。
そういうときは、「遠くまで来たのに残念」と思うのではなく、自分の町の行きつけの店の腕の良さを再認識して、逆に嬉しくなったりする。
「うまい蕎麦屋は、徒歩7分の範囲で探さなくちゃね」と笑う、行きつけの店の主人の、得意そうな声が聞こえてくるようだ。

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