ブイヨンを入れずに、ワインの酸と生クリームのコク、塩だけでピュアなおいしさに。魚に火を通しすぎないようにするのがコツ。

白ワインのソースがまるでレストランの一皿

白ワインを飲みながらつまみたい「白身魚のソース デュグレレ」は、白ワインと生クリームを使った軽い煮込み。魚は切り身を使い、味付けは塩のみ。フライパンひとつでできると言う気軽さだが、まるでレストランのような深い旨味と酸味の効いたソースに驚く。

「白ワインの力ですね。半量までしっかり煮詰めると、飲み物から旨味調味料に変身します」(料理研究家・上田淳子さん)

材料(2人分)

白身魚の切り身……2切れ(200g)(※スズキ、ヒラメ、鯛などがおすすめ。)
玉ねぎ(みじん切り)……大さじ2
白ワイン(辛口)……100ml
生クリーム(乳脂肪40%以上)……100ml
植物油(クセのないもの)……小さじ1

トマト……小1個
パセリ(みじん切り)……小さじ1
塩、胡椒……適宜

作り方

1.白身魚は塩小さじ1/2を振って、手でよく摺り込み5分置く。流水でさっと洗い流し、ペーパーで水分を取って、軽く胡椒を振る。トマトは横半分に切って種を取り、5mm角に切る。

2.フライパンに油と玉ねぎを入れ、弱めの中火にかけ、色づけないようにしんなりするまで2〜3分炒める。ワインを加えて中火にし、半量になるまで煮詰めて、旨味をしっかり凝縮させる。

3.生クリームを加え、軽く揺すって馴染ませたら、魚の切り身を入れる。蓋をし3〜5分ほど煮る。蓋を取り、煮汁がトロっとなるまで煮詰める。塩、胡椒で味を調え、仕上げにトマトとパセリを加える。

教える人  上田淳子さん(うえだ・じゅんこ/料理研究家)

神戸生まれ、ワインの頒布会を楽しむ酒飲み一家で育つ。辻調理学校卒業後、渡欧。スイスとフランスで3年を過ごす。『フランス人が好きな3種の軽い煮込み。』などの「フランス人の3つシリーズ」ほか、著書多数。

取材・文/渡辺菜々緒 撮影/宮濱祐美子

サライ9月号特集は『旨くて手ごろな「ワイン」』

 

関連記事

ランキング

サライ最新号
2026年
1月号

サライ最新号

人気のキーワード

新着記事

ピックアップ

サライプレミアム倶楽部

最新記事のお知らせ、イベント、読者企画、豪華プレゼントなどへの応募情報をお届けします。

公式SNS

サライ公式SNSで最新情報を配信中!

  • Facebook
  • Twitter
  • Instagram
  • LINE

小学館百貨店Online Store

通販別冊
通販別冊

心に響き長く愛せるモノだけを厳選した通販メディア

市毛良枝『百歳の景色見たいと母は言い』

花人日和(かじんびより)

和田秀樹 最新刊

75歳からの生き方ノート

おすすめのサイト
dime
be-pal
リアルキッチン&インテリア
小学館百貨店
おすすめのサイト
dime
be-pal
リアルキッチン&インテリア
小学館百貨店