■オリーブオイルが教えてくれた、日本の食文化の未来
和食にオリーブオイルという組み合わせ。一見、意外性を感じますが、日本料理店『分とく山』総料理長の野﨑洋光(のざき・ひろみつ)さんはこう教えてくださいました。
「そもそも和食とは何でしょう。例えば、何をもって「和風ステーキ」というのでしょうか。カットしてお出しすれば、それが“和風”なのです。
それから、“口内調味”という言葉を知っていますか? ご飯とおかずを口の中に入れて、口の中で混ぜ合わせながら食べるという日本独自の食文化です。“口内調味”に親しんでいる日本人は、ドミグラスソースが好みの味じゃなかったら、醤油やソースをたらしたり、キャベツと混ぜて食べたり、日本人はそういうことに慣れています。元来、和食は自由なのです。
また、ニンニクやニラが食用として日本に入ってきたのは昭和35年からだといわれています。白菜もほうれん草も昭和になってから上陸した野菜です。
そう考えると、50年後は、オリーブオイルも当たり前のような顔をして、日本の食卓に並んでいるのではないでしょうか。ましてや、世界との距離はますます短くなっていますからね。過去を振り返れば、未来が見えるんです」
料理の手法や流儀ではなく、日本人の気質に基づいたおもてなしの心や習慣こそが和食なのでしょう。その有様は時代と共に柔軟に変わっていきますが、それもまた和食に違いありません。野崎さんは、「エキストラヴァージン緑果オリーブオイル」を、あえて日本の古き良き素朴な家庭料理とあわせることで、われわれ日本人の食文化の未来を見せてくれました。
■良い油が健康な体を作る
野﨑さんも、以前からオリーブオイルを愛用されているといいます。毎日ボウル1杯の野菜を食べるそうですがオリーブオイルをかけて食べることもよくあるそうです。
「油を後から加えると体に悪いイメージがあります。しかし、人体の細胞は脂で包まれていますから、私たちの健康にとって油は必要です。でも、同じ油を摂るのなら、いい油を摂りたいですよね。
オリーブオイルは加熱しても酸化しにくく、使い道が幅広くて便利です。健康づくりのためにも、日々の食生活にオリーブオイルを摂り入れてみるのもいいかもしれませんね。高いサプリメントを買うよりもずっといいと思いますよ」
和食にもよく合う「エキストラヴァージン緑果オリーブオイル」、ご家庭で手軽に活用してみてはいかがでしょう。
■分とく山
所在地:東京都港区南麻布5-1-5
電話:03-5789-3838
営業時間:17時~23時
定休日:日曜
■井上誠耕園
所在地:香川県小豆郡小豆島町池田2352
電話:0120-75-0213(平日・土曜日9時~17時)
メール:info@inoueseikoen.co.jp
インターネット通販サイト:http://www.inoueseikoen.co.jp/
※ 井上誠耕園「エキストラヴァージン緑果オリーブオイル」について詳しくはこちらをご覧下さい。
取材・文/小野寺佑子