ぐうたらでお調子者だけど優しいまる子が、家族やクラスメートなどゆかいな仲間と過ごす懐かしい昭和の日常が、独特のユーモアで描かれた、さくらももこの代表作『ちびまる子ちゃん』。1986年に少女まんが誌『りぼん』で連載を開始以来、コミックスはもちろん、TVアニメや映画化、全国新聞11紙での4コマ連載など、その世界は大きく広がり、社会現象ともいわれる国民的まんがへと成長しました。

『りぼんオリジナル』 1988年早春の号 表紙絵 
(C)さくらプロダクション

この秋、さくらももこの全仕事を回顧する展覧会が開かれています。(12月25日まで)

本展の見どころを、高知市美術館の展覧会担当、石田智子さんにうかがいました。

「まんが家、エッセイスト、作詞家、脚本家といくつもの顔を持ち、活躍した稀代のアーティスト、さくらももこのいまなお輝き続けるその全仕事に迫る回顧展です。

『COJI-COJI』第1話 コジコジはコジコジの巻 扉絵 
(C)さくらももこ
『ちびまる子ちゃん』その1 おっちゃんのまほうカードの巻 
(C)さくらプロダクション

2018年に惜しまれながら早逝しましたが、その作品は、今もなお老若男女に愛され続けています。本展では、約300点のカラー原画や直筆原稿を展示いたします。

また、高松会場限定として、テレビアニメ『ちびまる子ちゃん』で2015年に放送された「まる子、さぬきに行く」のダイジェスト版を上映いたします。

『描く』ことと『書く』ことを楽しみつくし、多忙を極める一方、季節のうつろいや小さな日常をこよなく愛したさくらももこの世界を存分にお楽しみください」

『ももこのファンタジック・ワールド コジコジ』
 (C)さくらももこ (C)さくらプロダクション

永遠の小学3年生、まるちゃんが心癒してくれる展覧会。ぜひ会場に足をお運びください。

【開催要項】
さくらももこ展
会期:2022年11月12日(土)~12月25日(日)
会場:高松市美術館
住所:香川県高松市紺屋町10-4
電話:087・823・1711
開館時間:9時30分から17時まで、金・土曜日は19時まで(入館は閉館30分前まで)
休館日:毎週月曜日
公式サイト:https://www.city.takamatsu.kagawa.jp/museum/takamatsu/
料金:公式サイト参照
アクセス:公式サイト参照
巡回:神奈川・そごう美術館(2023年4月22日~5月28日)、静岡市美術館(6月17日~8月23日)、神戸ゆかりの美術館(2023年秋)

取材・文/池田充枝

 

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