「空前の猫ブーム」といわれる今だからこそ、外で過酷な生活を送る野良猫たちの「猫生」にも思いを馳せて欲しい――。年々減ってきているとはいえ、まだまだたくさんの猫たちが「殺処分」という悲しい最期を迎えなければならない状況にいます。
保護されることも、家族に迎えられることもなければ、名前もなく、人知れずこの世からいなくなっていく小さな命たち。「全てのにゃんこに幸せを」のメッセージを送る『ありがとう!わさびちゃん』のツイッターアカウントでは、新たな家族に保護された「保護猫」の名前の由来を募集しました。
今回は、応募頂いた保護猫たちのエピソードの第2弾です。(第1弾はこちら)
■さんご(9歳、メス)
勤務先の会社で親とはぐれていた2匹の子猫で保護しました。1匹はアメリカンショートヘア風、もう1匹はキジトラ(白キジ)でした。
最初に一目惚れした子がアメリカンショートヘアのシルバータビーのような綺麗な子。その美しいルックスがつややかな真珠を連想させたため、「ぱぁる」と命名しました。真珠といえば海の宝石。その連想から、キジトラの子は「さんご」と名付けました。
保護して間もなく、さんごが尿路結石になりました。ぱぁるとさんご、同じご飯を食べていて片方だけ結石になるのは体質だろうといわれて、以来、さんごは療養食です。私が独立する際に、手のかかるさんごを連れてきました。ぱぁるは今も元気でやっています。
黒猫のジジ(もうすぐ3歳、メス)は、息子が職場の車のエンジンルームから助け出して、連れ帰ってきた子です。息子が子供の頃によく見ていた映画『魔女の宅急便』に出てくる黒猫のジジから、息子が命名。『魔女の宅急便』のジジは男の子のようですが、我が家のジジは女の子です。でも、顔はキリッとしていて、まるで男の子みたいです。
(ツイッターアカウント名:ちーちゃん@35_pear)