「女性の服の首回りにエリマキトカゲのような派手な襟がついていたのは、エリザベス1世の時代ですから400年以上前のことです。そのあと、裾が広がったり、袖が巨大化したり、後ろに出っ張ったりと、さまざまな形へと変化していきます。その形を作るために女性の体を締め付けていたコルセットがなくなるのは、つい100年ほど前でした。この展覧会では、このようなファッションを描いた版画や書籍を、神戸ファッション美術館が所蔵する実物の衣装と一緒に展示します。服の形の変遷だけではなく、実際の服の刺繍や装飾の精巧さもお楽しみいただけます」
本展では、日本人が洋装を取り入れた様子を描いた明治時代の錦絵も展示されます。この機会に、美を巡る人類の営みに触れてみてはいかがでしょうか。
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【「人類の美を巡る営みに想いを馳せるファッション史の愉しみ―石山ブック・コレクションより―」開催要項】
会期/2016年2月13日(土)~4月10日(日)
会場/世田谷美術館
住所/東京都世田谷区砧公園1-2
電話番号/03-5777-8600(ハローダイヤル
料金/一般1000(800)円 65歳以上800(600)円 大高生800(600)円 中小生500(300)円 ( )内は20名以上の団体料金
※障がい者の方は500円、小・中・高・大学生の障がい者は無料、介助者(当該障がい者1名につき1名)は無料
開館時間/10時から18時まで(入場は17時30分まで)
休館日/月曜(ただし3月21日は開館)、3月22日(火)
アクセス/東急田園都市線用賀駅北口より徒歩約17分または美術館行きバスで「美術館」下車徒歩約3分、小田急線成城学園前駅南口より渋谷駅行きバスで「砧町」下車徒歩約10分、小田急線千歳船橋駅より田園調布駅行きバスで「美術館入口」下車徒歩5分