打ち合わせ相手、会社の同僚、友人などと対面するとき、必然的に目に入る「顔」や「髪」だけではなく、「手」も意外と見られていることをご存知ですか? ロート製薬株式会社が、全国の20代~60代女性800人を対象に、老けて見える手、“老け手”に関する意識と実態調査を実施し、調査結果をまとめました。どんな手が老けて見えてしまうのか、探っていきましょう。
■意外と「手」は見られています!
「自分の身体のどの部分に老化を感じますか?」(複数回答)という質問をしたところ、1位「顔」(65.4%)、2位「髪」(52.5%)、3位「手」(47.6%)という順になりました。また「他人で最も老けを感じる身体の部分」について聞いたところ、1位が「顔」(70.6%)、2位が「髪」(55%)、そして3位が「手」(54.3%)という結果に。どちらも40代以上の女性の過半数が「手」に老化を感じているということがわかりました。人とコミュニケーションをとる際に、必然的に目にする「顔」や「髪」に加えて、意外と「手」も見られているようです。
■多くの人が他人の「老け手」には敏感だが、自分の手の老けに対しては鈍感
「自分の手が老けて見えることで悩むことがありますか?」という質問に対し、38.2%の女性が「悩むことがある」と回答しています。一方で、「他の女性の手を見て老化を感じたことがありますか?」という質問に対しては、約2倍にあたる73.2%が「感じたことがある」と回答しています。
多くの人が自分の手の老けに対して自覚がない一方、他人の老け手については敏感であるということが判明しました。
■ 50代~60代は2人に1人が「血管が目立つ手」を気にしている
「老けて見える手とはどのような手だと思いますか?」(複数回答)と聞いたところ、1位は「しわが目立つ手」という結果が出ました。2位は年代で結果が分かれ、20代~30代は「乾燥した手」(48.8%)と回答したのに対して、40代~60代は「しみがある手」(56.5%)となりました。それぞれの年代の悩みが反映されているようです。
一方、50代~60代は2人に1人が手の血管浮きを気にしていることがわかりました。
■「しわ」「しみ」「血管浮き」が目立つ手は20歳以上老けて見えている!
「次の手の写真を見比べて、右の手は左の手より何歳老けて見えると思いますか?」と質問したところ、「しみが目立つ手」は+21.7歳、「しわが目立つ手」は+21.3歳、「血管が目立つ手」は+20.5歳、老けて見えるということが判明しました。他にも「乾燥した手」は+13.4歳、「色がくすんでいる手」は+10.4歳老けて見えるという結果になりました。
■ エイジングケアで注力している身体の部分、手は何位?
「エイジングケアで身体のどの部分に注力していますか?」(複数回答)と聞いたところ、1位「顔」(66.1%)、2位「髪」(38.5%)、3位「首」(26.3%)、4位「手」(24.5%)となり、人から老けてみられないようにするためのケアで「手」の優先順位は低いということがわかりました。
また「あなたは、ご自身の手の老け見えに対してのハンドケアに満足していますか?」という質問に対して、78%の女性がハンドケアに満足していないことが発覚しました。ハンドケアとして主にやっていることは、1位「ハンドクリームを塗る」(75.8%)、2位「マッサージをする」(12.1%)、「水仕事の際は手袋をする」(10.4%)となりました。
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「手」は人によく見られている箇所にも関わらず、ケアがされにくい場所であることがこの調査からわかりました。生活の中で酷使する部位でもあるので、気付いた時にこまめにケアをしていくことが「老け手」にならない秘訣なのかもしれないですね。
<調査概要>
・調査タイトル:「女性の老け手に関する調査」
・対象者:全国の20代~60代女性800人
・調査期間:2019年8月2日 ~ 8月5日
・調査方法:インターネット調査
・その他:構成比は小数点以下を四捨五入しているため、合計しても100とならない場合があります。