写真・文/鈴木珠美
2019年6月13日、都内某所で首都高グルメグランプリが開催されました。グランプリにエントリーした特別メニューは2019年9月30日まで提供される予定です。
首都高パーキングエリアはグルメスポット
首都高速道路(以下首都高)のパーキングエリアに立ち寄ったことはありますか? 普段、首都高を使われる方は目的地へ向かう通過点として活用されている方が多いと思いますが、首都高のパーキングエリアにも多くのグルメスポットがあります。個人的に私自身がよく立ち寄るのが代々木パーキングエリアです。初めて立ち寄ったのは今から10年くらい前のことで、ちょうど代々木パーキングエリアがリニューアルオープンした時期だったと思います。
車を停めて2階に上がると、全面がガラス張りになった見晴らしの良い無料休憩所があります。店はドトールだけでなく、豊富なメニューがそろうレストラン「よよぎの森」もあり、軽食だけでなくしっかりと食事ができるスポットとなっています。これは代々木パーキングエリアだけでなく、首都高のパーキングエリアの中には、スイーツやランチ、夜ごはんまでいただける食堂が併設されたパーキングエリアがあり、ちょっとしたグルメスポットになっているのです。
そんなグルメスポットに改めてスポットを当てた大会が、首都高速道路サービス株式会社主催で開催された「首都高グルメグランプリ」。エントリーしたパーキングエリアは川口、市川、代々木、八潮、大黒パーキングエリアで、テーマはノスタルジックなメニューを競う食堂部門と、ワンコイン(500円)メニューを競う軽食部門の2つ。それぞれ新メニューを持ち寄っての大会となりました。
グランプリは「昔ながらのハムカツカレー」と「ポークカツレツパニーニ」
審査委員には首都高速道路サービス株式会社のみなさんを始め、関東・東北じゃらん編集長やSAPAを網羅し、SAPAについての本も執筆している日本サパ協会の会長など、車生活を謳歌している方々が参加。私自身も女性のための車生活マガジン「ビーカー」としても参加させていただきました。審査はテーマに合っているのか、価格や見た目、アイデアなどが評価対象となりました。エントリーされた料理は次々に審査員席に運ばれ、全てのメニューを審査員が実食。
どのメニューも各パーキングエリアの店長が真心を込めて腕をふるったオリジナルメニューばかりで、点数をつけるのは苦労しましたが、今回のグランプリは、ノスタルジック部門が代々木パーキングエリアの「昔ながらのハムカツカレー(690円)」、ワンコイン部門は大黒パーキングエリアの「ポークカツレツパニーニ(500円)」が獲得しました。
個人的な感想を付け加えると、近ごろ年齢的なものもあり揚げ物は控え気味だったのですが「昔ながらのハムカツカレー」のハムカツはサクサクといただけて、ペロリと完食。カレーの味も甘過ぎず、辛過ぎず、絶妙な辛さ加減。いろいろな方々が訪れるパーキングエリアの食堂で研究を重ねた結果たどり着いたテイストなのだと思います。女性ドライバーのみなさんにもぜひ食していただきたい「昔ながらのハムカツカレー」です。「ポークカツレツパニーニ」は、ふんわりしたパンもおいしく、大きなモッツレラチーズとポークカツレツの相性は抜群。これで500円はお得です。
【エントリーメニュー】
ノスタルジック食堂部門
川口PA ふわとろ玉子の炙り親子丼 750円
市川PA ナポリタン 850円
代々木PA 昔ながらのハムカツカレー 690円
八潮PA 明治の香風 ビーフカツレツ定食 930円
大黒PA 厚切りベーコンと黒鶏卵のカルボナーラ 850円
ワンコイン軽食部門(全て500円)
川口PA トリプルベリーフローズン
市川PA 手作りカツサンド
代々木PA なつかしい黒糖味のソフトクリーム
八潮PA ブルーハワイのゼリーフロート
大黒PA ポークカツレツパニーニ
今回、首都高グルメグランプリにエントリーしたメニューは、2019年9月30日まで各パーキングエリアで食べることができます。ワンコイン軽食部門のメニューは持ち帰りも可能。ぜひパーキングエリアに立ち寄って、実食してみてください。
写真・文/鈴木珠美
カーライフアドバイザー&ヨガ講師。出版社を経て車、健康な体と心を作るための企画編集執筆、ワークショップなどを行っている。女性のための車生活マガジン「beecar(ビーカー)https://www.beecar.jp/ 」運営。