北海道のほぼ中央にある旭川は、多くの河川や鉄道、道路が集中する交通の要衝。各地からの良質な木材が入手しやすく、木工家具を手がける中小の企業が多数存在し、「家具のまち旭川」として全国にその名を響かせている。
そんな旭川で創業した「ササキ工芸」は木工小物を専門に扱う工房だ。
「当社のモノ作りの理念は、“片手で持てること”です」と同社取締役部長の三野宮雅敏氏は語る。
同社のカタログには、ティッシュケースや時計、トレイ、食器、カードケースなどなど、じつに250点以上の天然木製品が並ぶ。驚くべきはこの膨大な商品群を、同社の職人は「誰でも、どれでも、全部作れる」こと。
「ウチは分業ではなく、最初から最後までひとりに任せます。それは製作だけでなく、原価計算から商品の販売・宣伝までです」と三野宮氏。高い水準の技術を持ちながら、任されるというのは職人冥利につきることだろう。
そんなモノ作りの姿勢に惹かれ、同社には木工を志す職人志望の若者が全国から集う。この天然木のリバーシゲーム DXも、そんな若き職人の手作業から生まれた製品のひとつだ。
【今日の逸品】
天然木製リバーシゲーム DX
ササキ工芸
27,000円(消費税8%込み)