文/川口陽海
人生で誰もが一度は悩まされるという腰痛。
もしあなたがなかなか治らない腰痛でお悩みなら、お尻の筋肉『殿筋』のストレッチが効果があるかもしれません。
腰痛の原因には様々なものがありますが、ずっと座りっぱなし、立ちっぱなしなど長時間の同一姿勢や運動不足、精神的ストレスなどは、大きな要因となります。
このような腰痛を改善するには、運動するのが最も効果があります。
なかでも比較的簡単にできて効果が高いのがストレッチ。
今回は、腰痛トレーニング研究所で慢性腰痛の方に指導している、どこでも誰でも簡単にできる、『殿筋』のストレッチをご紹介します。
『殿筋』てどんな筋肉?
殿部(お尻)にはたくさんの筋肉がありますが、このストレッチで伸ばしている筋肉は、主に次の3つです。
【大殿筋】
お尻の丸みを作っている大きな筋肉。
人間が直立して歩くには、この筋肉が最も大切。
デスクワークや座りっぱなしが多いと固くなったり、弱くなったりして
お尻や骨盤周囲の痛みの原因となります。
【中殿筋】
大殿筋の下に重なっている筋肉。
股関節を動かしたり、骨盤や股関節、膝関節を支えたりする筋肉。
デスクワークや座りっぱなしが多いと固くなったり、弱くなったりして
お尻や骨盤周囲の痛みの原因となります。
【梨状筋】
大殿筋や中殿筋と重なっている筋肉。
デスクワークや座りっぱなしが多いと固くなったり、弱くなったりして
お尻や骨盤周囲の痛みの原因となります。
殿筋のストレッチは、こんな方にオススメです。
【痛む部位】
1.腰のベルトのラインの上下あたりが痛む、重い、だるい
2.骨盤や仙骨(骨盤の真ん中の骨)のまわりが痛む、重い、だるい
3.お尻が痛む、重い、だるい
・腰からお尻あたりにかけていつもなんとなく痛い、重い。
・ずっと座っていると痛くなる。
・立ちっぱなしで痛くなる。
・朝起きた時痛む。
というような方に効果があります。
【次ページのストレッチに続きます】