窓から入るそよ風を受け、涼やかな音色を奏でる。余韻は少ないが、玉のようなコロコロとした音色が心地よい。
風の動きを音に変えるのは、清水焼の陶磁器である。
京都を代表する伝統工芸を風鈴に仕立て、室内でも楽しめるようにした。住宅事情から室外に風鈴を吊るせない家庭には、こんな自立型がありがたい。
陶磁器の製作は、大正11年(1922)に開窯した清水焼の窯元・陶あん窯。シンプルで美しいデザインは、部屋の装飾としても活きる。
【今日の逸品】
置型風鈴「涼の音」
熊谷聡商店(日本)
9,180円(消費税8%込み)