ソニーはワイヤレスでもハイレゾに対応するヘッドホン『MDR-1ABT』を発表しました。
無線の規格はBluetoothと呼ばれる方式で、今回の製品では従来方式に加えて、LDAC(エルダック)と呼ばれる新開発の音声圧縮技術を採用したのが特徴です。
LDACは従来の方式(標準コーデックSBC)と比較すると約3倍の情報量が得られ、再生周波数帯域は20Hz〜40kHzを誇ります。つまりワイヤレスでハイレゾに対応できます。なお、本機のベースになったモデルは高域が100kHzまで再生できる『MDR-1A』です。
『MDR-1ABT』は、このLDACによってハイレゾの高音質とワイヤレスの手軽さの両方が手に入る製品ですが、ハイレゾの高音質を楽しむためには、プレーヤー側もLDACに対応していることが必要です。今のところ対応製品はウォークマン『NW-ZX2』しかありませんが、ソニーはウォークマン「Aシリーズ」(『 NW-A16』『NW-A17』)を4月に予定するソフトウェアのアップデートでLDACに対応させることを発表。今後、積極的にLDACを展開していく模様です。
(対応機種でない場合は従来の音質でのワイヤレス接続となります)。