靴作りが盛んな兵庫県神戸市で50年以上、履きやすく美しい靴を探求し続ける靴工房「ベル」。独自のカット技法や柔らかな底材は足への負担を軽減させ、長時間履いても疲れないと評判で、多くのリピーターがいる。
今回紹介するのは、モロッコの伝統的な革製の履物であるバブーシュ風ルームシューズ。最大の魅力は、ふわふわの特製インソールによる柔らかい履き心地だ。靴底に直接アッパー材を貼り付けて周りを縫製する特許製法で仕上げている。通常、靴に必要な中底や補強材を省き、インソールだけを入れるので、素足感覚でストレスなく履くことができる。さらに、インソールには靴下のように取り外して洗濯できるコットン製のカバーが付くので、素足で清潔に履けるのがうれしい。
足の甲を包み込むアッパー材には国産のヴィーガンレザーを使用。
ヴィーガンレザーとは、「本革の繊維構造を再現しつつ、履いた瞬間から足にフィットする人工皮革です。軽くて歩きやすく、丈夫で雨が染み込みにくいのでカビの心配もいりません」と、営業部部長・松尾脩介さんは語る。
洗練された印象の3色は、独特のムラがあり味わい深い色合い。縁を飾るステッチも美しい。
室内用だが厚みのある底材を使用しており、外履きにも対応する。
【今日の逸品】
中が洗える柔らかバブーシュ
ベル
8,250円~(消費税込み)