桐の手作りお札立て

写真=木地

明治7(1874)年に桐タンスを扱う箱屋として創業した「箱長」は、140年以上の歴史を紡いできた桐工芸の老舗である。現在では、東京・浅草に店を構え、桐タンスのほかに、裁縫箱や手鏡、盆など、さまざまな桐を使った日用品の製造販売を行なっている。

箱長の総桐製の札宮は、釘を一切使っておらず、木の美しさとぬくもりを追求したコンパクトな作り。また、調湿性に優れた桐が湿気からお札を守ってくれる。
「昔はどの家にも神棚がありましたが、今では備えのない家がほとんどです。しかし、お札を大切に祀りたいと願う人は多いはず。そこで、神様が寛げる家のようなお札立てを作ろうと考えました。埃を防ぐ庇は屋根、お札が倒れないように付けた転倒防止枠は門、お札を置く台は床のイメージです」と、社長の宮田健司氏は語る。

お札立ての背面には、壁掛け用の穴があいており、壁や柱に掛けられる。また、自立するので、棚に置いて飾ることもできる。
「今回は白木の桐のお札立てに加えて、桐材に着物地を合わせる独自の木目込み細工で鈴をあしらったものもご用意しました。小切れといわれる和服の生地を木にはめ込んでいます。ワンポイントになり華やかですよ」と、宮田氏。

初詣で授かったお札を祀れば、よい一年が迎えられる。

桐の手作りお札立て

写真=木目込み鈴
素朴な桐の美しさを生かしつつ、木目込み技法でデザイン性を上品に加えている。立体感のある鈴の木目込みは、箱長のシンボルマーク。白木に朱色の鈴がよく映える。浅草を訪れる海外の観光客にも評判だ。

【今日の逸品】
桐の手作りお札立て

箱長
5,280円~(消費税込み)

 

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