文/堀けいこ
流れだした瞬間から心が弾み、リズムにのってからだを動かしてしまう陽気なラテン音楽“サルサ”。そんなサルサを日本のみならず世界に広げる活動を続けてきた『オルケスタ・デ・ラ・ルス』の、ブルーノート東京での公演が目前に迫っている。音楽で元気になる! そんな時間を楽しみたい。
サルサという音楽の楽しさを、日本に、そして世界に広げるために、文字通り地球規模で活躍してきたバンド『オルケスタ・デ・ラ・ルス』。恒例とも言えるブルーノート東京での真夏の夜のライヴは、回を重ねるごとに人気が高まっている。客席には、長年のラテン・ファンはもちろん、サルサもライヴも体験するのが初めてという人たちもつめかけ、一体になって盛り上がる。そんな空気をつくってしまうのがサルサのリズムであり、オルケスタ・デ・ラ・ルスのパワーなのだ。
「日本ラテン化計画」をテーマに活動を続けてきた、日本が世界に誇るサルサ・バンド
オルケスタ・デ・ラ・ルスの結成は1984年。国内で力を蓄えた後、’88年にメイン・ヴォーカルのNORAが単身“本場”ニューヨークに乗り込み、現地のエージェントにデモテープを渡して世界への扉を開く。’89年、自費によるニューヨーク・ツアーを決行。その成功をうけ、’90年、BMGビクターよりアルバム『DE LA LUZ』をリリース。全米でも発売され、ラテン・チャートで11週連続1位を獲得するという快挙を成し遂げた。
以降、世界22カ国でのツアー、カルロス・サンタナとの共演、国連平和賞受賞、グラミー賞ノミネートなど、目覚ましい活躍を見せてきている。2019年にリリースした結成35周年記念アルバム『Gracias Salseros』は世界各国で配信されロングセラー中、Facebookで公開した『Salsa caliente del Japón』のリハーサル動画は900万回再生を突破するなど、今も高い人気を誇っている。
そんな世界規模での活動を展開する一方、「日本ラテン化計画」と銘打って、国内では、様々なジャンルのアーティストとの共演や、全国各地での学校公演を行っている。今回のブルーノート東京でのライブにも、日本を明るく元気にする! という思いが込められている。
ステージに立つのは、メイン・ヴォーカルのNORAを中心にしたメンバー総勢11名。自慢のパーカッション・セクションやホーン・セクションを前面に出した一体感あふれる大所帯バンドの生の迫力を、ブルーノート東京の親密な空間で目の当たりにする機会を逃したくない。うれしいことにインターネット配信(有料)も予定されているため、我が家で家族とライヴを楽しむこともできる。
結成からのオリジナル・メンバーであるNORAは、今年10月に還暦を迎えるという。彼女の、ますます輝きを増す歌声と、パワフルなパフォーマンスにもリスペクトを捧げたい。
スケジュール
2021年7月31日(土)、8月1日(日)
http://www.bluenote.co.jp/jp/artists/orquesta-de-la-luz/
※インターネット配信:8月1日(日)2ndショウのみインターネット配信実施予定(有料)
●JAZZ bento – LATIN
8月1日(日)の生配信をご自宅で視聴される方向け!
BLUE NOTE JAPANによる“食”のレーベル「STAR TABLE」より
配信当日に届く“ラテン”をテーマにしたブルーノート特製豪華おつまみBOX『JAZZ bento』の予約受付中 (※販売数量に達し次第、終了となります)
https://startablehome.com/?category_id=60dd6603561e177fc5b1a420
会場:ブルーノート東京
東京都港区南青山6-3-16
ご予約/お問合せ 電話:03-5485-0088
文/堀けいこ