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飛鳥Ⅱの文楽クルーズで上演される演目のひとつ『日高川入相花王(ひだかがわいりあいざくら)・渡し場の段』。©Hajime Watanabe

日本を代表する伝統芸能のひとつ、人形浄瑠璃・文楽(以下、文楽)。野太い三味線の音とともに響く変幻自在な太夫の語り、それに合わせて舞台上で息を吹き込まれる人形。太夫・三味線・人形の三業が一体となり生み出される総合芸術で、2009年にはユネスコ無形文化遺産に登録されています。

現在、文楽は大阪の国立文楽劇場と東京の国立劇場などを中心に公演が行なわれていますが、伝統芸能は敷居が高そう難しそうと、興味はあるものの尻込みしてしまう方もいるのではないでしょうか。

そんな方にぜひ体験していただきたいのが、豪華客船「飛鳥Ⅱ」の文楽クルーズです。これは、日本が世界に誇るクルーズ客船の飛鳥Ⅱで横浜発着による2泊3日の船旅を楽しみながら、船内で文楽講座や文楽公演を満喫できるというもの。まずは、快適な旅を約束してくれる飛鳥Ⅱについてご紹介しましょう。

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全長241m、12層のデッキを有する日本最大の客船「飛鳥Ⅱ」は、436の客室すべてがオーシャンビュー。

飛鳥Ⅱは全長241m、総トン数は5万トンを超え、436室を備える、郵船クルーズが所有・運営する日本最大のクルーズ客船です。全室がオーシャンビューで、約半数がバルコニー付き。バルコニー付きの客室は約23㎡。ツインベッドやソファが置かれ、快適を重視した造り。リビングエリアやウォークインクローゼットなどを備えるスイートルームでは、朝・昼・夕食を客室でいただくことができるインルームダイニングサービスもあり、随所に最上級のホスピタリティを感じることができます。

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デッキ11(リドデッキ)にあるラウンジ「パームコート」。

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陽光溢れる美しいデッキ。

クルーズの楽しみ方は様々ですが、飛鳥Ⅱでは充実した施設やイベント、食事をぜひ楽しんでください。プールやジャグジー、フィットネスセンターはもちろん、展望大浴場(グランドスパ)も備わります。また船内では、シアターやプールサイド、プロムナードなどいたるところでイベントがあり、退屈することは決してありません。そして食事はメインダイニングでの豪華なディナーをはじめ、江戸前寿司のレストランや軽食のレストラン、バー、カフェと楽しみは尽きません。

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デッキ11にある「リドカフェ」では海を眺めながら食事やお茶を楽しめます。

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飛鳥Ⅱの船内で味わえる朝食の一例。

■文楽の世界にどっぷり浸れる2泊3日

こうした飛鳥Ⅱの贅沢な船内で満喫できる日本の伝統芸能“人形浄瑠璃・文楽”。そのクルーズ概要を紹介します。

文楽クルーズの発着スケジュールは2016年12月20日(火)~22日(木)。12月20日の17時に横浜を出港し、この日は豪華客船・飛鳥Ⅱならではの盛大なクリスマスショーと、クリスマス限定の特別ディナーをお楽しみいただきます。翌21日は文楽珠玉の2作品が上演され、22日の午前9時(予定)に横浜港に帰港します。

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船内で供されるクリスマスの限定ディナーの一例。

■演者が講師を務める文楽講座

文楽クルーズでは船内プログラムのひとつとして、文楽初心者の方のための「文楽講座」(三業解説)も開かれます。太夫、三味線、人形それぞれの演じ手による実演を交えたわかりやすい解説を楽しめるほか、文楽の名場面の写真展示も予定しています。文楽を熟知されている方でも充分満足できる講座内容です。

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船内プログラムのひとつとして開催される「文楽講座」。演じ手が自ら講師を務めます。 ©Hajime Watanabe

船内で上演される文楽2作品のひとつ目は『日高川入相花王(ひだかがわいりあいざくら)  渡しの段』。紀州道成寺に伝わる伝説を基に、僧・安珍に恋慕した清姫が大蛇となって後を追うという傑作で、美しいお姫様の変貌に文楽の醍醐味が伝わります。

もうひとつは『ひらかな盛衰記  逆櫓(さかろ)の段』。源平の戦いを背景に、木曽義仲の忘れ形見を巡る親子の情、主従の義が交差する時代物で、せつなさが後を引く物語が繰り広げられます。

公演には、人形遣いの2代目吉田玉男をはじめ、若手実力派太夫・豊竹靖太夫、端正な三味線に定評がある鶴澤清志郎ら、総勢14名の演者が乗船し、文楽の魅力を伝えます。洋上で展開される文楽の世界。それはこれまでに体験したことがないほどの、興奮と感動を与えてくれることでしょう。

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人形遣いの2代目吉田玉男さん。©Hajime Watanabe

「飛鳥Ⅱ」の文楽クルーズの旅行代金は大人ひとり10万1000円~47万9000円(食事は朝2回・昼1回・夕2回込み)。
問い合わせ先/郵船クルーズ株式会社TEL0570-666-154
飛鳥Ⅱ「文楽クルーズ」の詳細情報や申し込みはこちら

文楽クルーズ周遊コース図image

横浜発着の文楽クルーズの予定航路。

文/関屋淳子

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